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目標は数字だけでは失敗する。メンバーの「なりたい姿」を引き出す、木田流 マネジメント

女性マネジメントのコツ

エン・ジャパンには、男女問わず部下から厚い信頼を寄せられる男性がいます。
木田章範さん。新事業である『engage』の現場責任者を務めるマネージャーです。木田さんの部下は半数が女性だといいます。性別に関係なく愛される理由を探るため、木田さんにお話を聞く機会をいただきました。

一見クールに見える木田さんですが、話してみるととても気さくな方。実際に木田さんの印象を部下のみなさんへ聞いてみると、「新人もベテランも分け隔てなく話してくれる」「飲み会でのノリがいい」との評判。もしかして、親しみやすさが人気の理由なのでしょうか?木田さんのマネジメント術に迫りました。

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【プロフィール】木田章範(きだ あきのり)。2006年に入社し、6年間エン転職の法人営業として活躍。2012年には人事へ異動し、4年にわたって中途採用に関わる。その後、新事業『engage』の責任者となり、現在もグループマネージャーとして約50名のマネジメントに携わっている。

目標は、メンバーの「なりたい姿」とセットにする

誰よりもメンバー1人ひとりの成長を考えてくれる。木田さんの直属のメンバーにお話を伺った時、みなさん口をそろえていってました。具体的にはどんなことをされているのでしょうか。

「そういってもらえているのは、すごくうれしいですね。大事にしているのは、目標設定の面談です。とくに個々の”将来のキャリア”を深堀りするようにしていて。どんな人になりたいのか、どんな仕事ができる人になりたいのかを一緒に考えるようにしているんです。

組織の目標はもちろん大事ですが、メンバーには自分のキャリアと紐付けて目標を自分ごとにしてほしい。そのほうが「自分に足りないスキル」を伸ばそうとするし、主体的に考えて動こうとする。個人としても、組織としても強くなると考えています。

コンサルタントとして一流になるでもいい。メンバーが納得して決められるまで一緒に対話したいと思ってますね」

メンバーと向き合うことが、組織としても強くなる、と。ただ、実際時間も限られているなかで、コミュニケーションを取るのは大変では?

「個人的にはメンバーとのコミュニケーションは、マネージャーとして重要な役目だと捉えているので「大変」というふうには捉えてないかもしれません。

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目標設定の面談で終わりではなく、ミーティングだったり、1on1だったり、普段のコミュニケーションのなかでもメンバーの「なりたい像」をベースにするように心がけています」

メンバー1人ひとりのことを本気で考えている木田さん。メンバーからは、思ってもみなかったときに褒めてくれることが嬉しいという声もありました。

結果だけですべてを評価しない。

「思ってもみないとき…もしかしたら達成していないときのことかもしれませんね。数字の目標は未達でも、チャレンジしたことでデータやノウハウが溜まることにつながるとも捉えられる。それは、みんなの前できちんと評価を伝えるようにしています。

今の部署に限った話ではないのですが、特にengageは新規事業。途中で目標が変わったり、今まで誰もやっていないミッションに挑戦したりする人が多いので、結果と同じくらい過程も見るように心がけていますね

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部下に相談する

他にメンバーと普段コミュニケーションをする中で、気をつけていることはありますか?

指示を出すというより、役割分担をするイメージで接するようにしています。徹底力がある子にはリーダーを任せたり、何でもやってみようという子には新しいことを任せたり。メンバーごとの強みを知っているから、任せるねって」

自分の得意なことを任せてもらえるって、メンバーからすると頼ってもらえる感じで嬉しいですよね。

メンバーのことを尊敬しているので、正直分からないからどうしようという相談もよくしますよ。それで良い意見がでればすぐに反映しますし」

部下を尊敬しているって、なかなか言えないです…!上司という立場だと、部下の意見を採用するのは複雑なのかと思っていました。

「自分にないものを持っているので、素直にすごいと思いますよ。メンバーの意見を聞くと視野が広がるので、それは素直に自分の武器が増えたと捉えています」

1人ひとりの違いを考えて、要望する。
今までのお話で、部下のキャリアや強みをかなり深く理解されているんだなと感じました。やはり、面談や普段の仕事ぶりで把握されるんでしょうか。

「職場での様子はもちろん見ていますけど、飲み会などにも積極的に参加するようにしていますね。話す機会をたくさん設けると、メンバーの新しい価値観を知ることも、思っていなかった悩みを知ることもあります」

新しい価値観や悩みとは、どんなことでしょう?
「人それぞれ、当たり前って違うんですよ。同じ目標でも、ついていくのに必死の人も、高い業績を出すのが当たり前の人もいる。それは比較したらいけないけど、違いは意識します。どうしたらできるのか、個人にあわせてこちらで伝え方や要望度を調整するんです」

徹底的に個人と向き合っているんですね。木田さんのマネジメントは、常にメンバー個人が起点になっている気がします。

マネジメントは、人の可能性を見出すことだと考えています。客観的に見ればすごいことでも、自分では気づけていない子がいる。それを教えるのでも伸ばすでもなくて、可能性を見出して、最大化してあげるのが上司の役割。そのために、まずは強みやなりたい姿を把握して、1人ひとりを知ることからはじめているんです」

加藤亜紗実

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