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約7割の転職コンサルタントが、人材紹介サービスを通じた
ミドル層の転職では年収が上がるケースが多いと回答。
評価されるのは、専門性をふまえたリーダーシップとグローバル対応力。
―『ミドルの転職』コンサルタントアンケート集計結果―

2015/10/13

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人材紹介会社集合サイト『ミドルの転職』( http://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「ミドルの転職後の年収」についてアンケートを行ないました。以下、概要をご報告します。

■調査結果概要

2015年8月度の有効求人倍率は1.23倍と、23年7ヶ月ぶりの高水準。各社、労働力を確保するために年齢の幅を広げて採用するケースが増えている中、転職支援をしている転職コンサルタントに「ミドルの転職後の年収」について調査を行ないました。

 

 転職コンサルタントの約7割が、人材紹介サービスを通じたミドル層の転職では「年収が上がるケースが多い」と回答。

  評価ポイントは、専門性をふまえたリーダーシップとグローバル対応力。

 ミドル層の転職で転職後の年収が上がるケースとして多いのは、

  日系企業から外資系企業への転職や転職後に役職が上がる場合。 

  一方、年収が下がるのは、大手企業から中小企業への転職。

 

■調査結果詳細

 

1:転職コンサルタントの約7割が、人材紹介サービスを通じたミドル層の転職では「年収が上がるケースが多い」と回答。評価ポイントは、専門性をふまえたリーダーシップとグローバル対応力。(図1~図3)

ミドル層の転職で、転職後に現在よりも年収が上がる方と下がる方ではどちらが多いか伺ったところ、65%の転職コンサルタントが「上がる方のほうが多い」と回答しました。人材紹介サービスを通じた転職ではミドル層の転職においても年収が上がるケースが多いようです。また、年収が上がる方が評価されるポイントを伺ったところ、もっとも多かったのは「専門スキル」(84%)。次いで「コミュニケーション能力」(41%)、「リーダーシップ」(41%)、「グローバル対応力」(37%)が挙げられました。専門性をベースに、リーダーシップやグローバル対応力といった+αのスキルをお持ちの方が評価されることが分かります。実際に職種別でみても、「経営企画」(51%)や「技術系」(24%)や「コンサルタント」(23%)といった、専門性が必要とされる職種のほうが年収が上がる傾向にあるようです。

一方、「営業・マーケティング系」、「事務・管理系」職種は、商材や企業規模などが年収に大きく影響するため、転職することで年収が下がる可能性があることが考えられます。

 

【図1】ミドル層の転職者は、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人ではどちらが多いですか。

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【図2】ミドル層の転職者で転職後に年収が上がる方は、どのような点を評価される傾向にありますか。※複数回答可

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【図3】ミドル層の転職者で転職後に年収が上がる/下がるのは、どのような職種の方が多いですか。 ※複数回答可

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2:ミドル層の転職で転職後の年収が上がるケースとして多いのは、日系企業から外資系企業への転職や転職後に役職が上がる場合。一方、年収が下がるのは、大手企業から中小企業への転職。(図4、図5)

ミドル層の転職はどのようなケースにおいて転職後の年収が上がるースが多いか伺ったところ、もっとも多かったのは「日系企業から外資系企業への転職」(53%)でした。とはいえ、外資系企業は「up or out」と言われるように、実力がある方はどんどん昇格する一方、成果が出せない場合は退職せざるをえない場合も。決して楽な環境ではないということを念頭に置いた上で転職を考えることが重要です。次いで「転職後に役職が上がる場合」(46%)、「業績好調な業界への転職の場合」(37%)という回答となりました。

転職することで年収が下がるケースについても伺ったところ、「大手企業の経験者が、中小企業へ転職する場合」(72%)という回答が最多となりました。大手企業に比べ、制度が整っていないことや、成長段階にあるため、大手企業並みの年収を支払うのが難しいことが理由として考えられます。

 

【図4】ミドル層の転職は、どのようなケースにおいて転職後の年収が上がることが多いですか。※複数回答可

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【図5】ミドルの転職では、どのようなケースにおいて、転職後の年収が下がることが多いですか。※複数回答可  

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3:ミドルにおいて年収アップが実現できる転職に必要なのは、専門性を身につけること。その上で、自身の持つ経験や知識を生かせる環境を探すことが重要。

どのようなキャリアを積んだ方が年収アップを実現できると思うかを伺いました。コメントとして多く挙げられたのは、まずは専門性を身につけることでした。またその上で、自身の経験や知識を活かせる環境を探すことが年収を上げるために重要なようです。

 

  • 自分の強みを理解していて、転職で何を実現したいかをブレずにきちんと持っており、それを相手に説明が出来る方。その「何を実現したいか」と企業側の期待値が合致した方は、年収アップの交渉がしやすい。
  • その転職者が入社することによって、企業が新たなビジネスを行うことができるというケースで大きな年収アップをしている実績が多いです。このため、40代以降は専門性に加え、企業にビジネスネットワークを広げることができる人脈は武器になります。
  • 高い実績と経験を持っている方、再現性ある実績を出せる実行力を伴った戦略性や専門性を持つ方、高い経営能力もしくは突出した専門性、の何れかを有する方。
  • 職務にブレがなく、グローバル対応とマネジメント力に長けている方。
  • 特定の分野で深い専門性を有した方。英語力のある方。しっかりした実績のある方。
 

【調査概要】

■調査方法:インターネットによるアンケート

■調査対象:『ミドルの転職』( http://mid-tenshoku.com/ )を利用している転職コンサルタント 187名

■調査期間:2015年9月4日~ 2015年9月15日

■その他調査項目  ※下記の結果に興味のある方は、広報までお問合せください。

・ミドルの転職で年収が上がる/下がる金額 ・ミドルの転職で年収が上がる/下がる業種 

・ミドルの転職で年収が上がる/下がる役職 ・ミドルの転職で年収が上がる/下がる年代 

 

ミドルの転職』 http://mid-tenshoku.com/

 

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登録者の平均年齢39歳、平均転職期間3ヶ月。ミドルの転職は、専門分野に精通したエージェントが、ミドル世代の転職活動を支援する転職サイトです。登録者100万人が利用中。 サイト上では、各転職情報にエージェント情報、さらに所属コンサルタント情報には求職者からの評価も掲載しています。非公開求人、スカウトも多数。入社後の活躍を含めた転職活動の成功を支援するエージェントの検索も可能です。

 


▼プレスリリース ダウンロード 20151013_ミドルの転職(転職後の年収).pdf


 

 

エン・ジャパン株式会社
広報担当:森本、大原
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