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出産後に仕事への意欲が低下した女性は2割に留まる。
意欲を下げないポイントは、責任ある仕事を任せること。
―『エン転職 WOMAN』ワーママの就業意識調査―

2016/01/22

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、日本最大級の女性向け総合求人・転職支援サービス『エン転職 WOMAN』( http://employment.en-japan.com/woman/ )のサイト利用者で、子育て中の女性を対象に「ワーママ(ワーキングマザー)の就業意識」調査を行ない、368名から回答を得ました。

 

■調査結果 概要

★ 出産後に仕事への意欲が下がったワーママは2割に留まる。

★ 産後に仕事復帰した女性の意欲を下げるのは、評価や期待をされないこと。

★ ワーママの2人に1人は「管理職になりたい」と回答。

 

 

■調査結果詳細

1:出産後に仕事への意欲が下がったワーママは2割に留まる。(図1)

「出産前と比較して、仕事への意欲はどう変化しましたか?」と伺うと、「上がった(上がった、変わらず高い)」(46%)「変わらない(普通)」(36%)で82%を占めました。「下がった(下がった、変わらず低い)」は18%と2割程度で、「⼥性社員のぶら下がり」がよく危惧されますが、総じて意欲を下げずに働いているワーママが多いことが分かります。
 
【図1】出産前と比較して、仕事への意欲はどう変化しましたか?
201601_ワーママ1.png
 
 

2:産後に仕事復帰した⼥性の意欲を下げるのは、期待や評価をされないこと。(図2)

「”出産前と比較した仕事への意欲” に職場環境で影響をおよぼしているものを教えてください」と質問をして、意欲が上がった方と下がった方の結果を比較しました。意欲が下がった方のポイントが顕著に高かったのは、「周囲からの評価」(意欲が下がった方:46%、上がった方:35%)、「職場の人間関係」(同:42%、32%)、「会社からの期待」(同:35%、23%)です。
 
『責任のある仕事を任せてもらえない』『勤務時間が短いだけで評価が下がった』『時短勤務者は昇格できない』など、会社や周囲からの期待が低いことが意欲低下につながったという意⾒が目⽴ちました。
 
反対に意欲が上がった方は『時間の配慮を頂きながら働けること自体がありがたい』『きちんと評価してもらえることで、産前と変わらず高いモチベーションを保てている』とコメントしています。
 
【図2】”出産前と比較した仕事への意欲” に職場環境で影響をおよぼしているものを教えてください。(複数回答可)
201601_ワーママ2.png
 
 

3:ワーママの2人に1人は「管理職になりたい」と回答。(図3・図4)

「管理職になりたいと思いますか?」と伺うと、49%の方が「なりたい」と回答。3割の方は出産前後で管理職への意欲に変化が⽣じており、うち55%は「管理職になりたい」へと変化したようです。
 
具体的には『小さな⼦供を抱えながら働くには、環境が伴わない部分が沢山ある。改善するには、自分が決裁権のある⽴場にならなくてはという思いが芽⽣えた』(33歳)、『⼦供を一人前に育てることと、人を教育し、管理することは似ている』(40歳)などの声が寄せられています。
 
一方、出産前は管理職になりたいと思っていたものの「なりたくない」に変化した方からは、『⼦どもとの時間を⼤切にして家庭を優先したい』という声が多く挙がりました。
 
具体的には『⾝近な管理職はほぼ毎週末休⽇出勤があり、毎⽇13〜14時間の拘束。自分が思うバランスでの⼦育てとの両⽴は不可能』(26歳)、『上司に妊娠していなければ、管理職候補だったのに…と言われてから、諦めた』(29歳)、『二人目の時までは管理職だったが、三人目となると負担が⼤きくて外れた』(33歳)など、時間的負担や会社からの期待が影響しているという声が挙がりました。政府は2020年までに⼥性の管理職比率30%を掲げていますが、働きかた改革なくしては、達成は難しいことが現状のようです。
 
【図3】管理職になりたいと思いますか?

201601_ワーママ3.png
 
【図4】管理職への意欲は、子供が生まれてから変わりましたか?
201601_ワーママ4.png
 
 
 
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン転職 WOMAN』を利用しているユーザーのうち、⼦育て中の⼥性
■有効回答数:368名
■調査期間:2015年11月2⽇〜9⽇
 
 

エン転職』 http://employment.en-japan.com/

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▼プレスリリース ダウンロード 20160122_エン転職(ワーママ意識).pdf


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