ミドルの海外勤務意識調査2016
「赴任先に関わらず海外勤務の辞令を受け入れる」
と回答した方は昨年よりも減少。
―『ミドルの転職』ユーザーアンケート集計結果―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代向けの転職支援サイト『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「海外勤務」についてアンケートを行ない208名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
★ 「赴任先に関わらず海外勤務の辞令を受け入れる」と回答した方は、昨年よりも減少。
★ 5人に1人が「海外勤務の可能性がある会社への転職を積極的に選ぶ」と回答。
★ 働きたい地域第1位、30代は「北米・カナダ」。40代・50代は「東南アジア」。
35歳以上のミドルに「今の会社で海外勤務の辞令を受けたらどうしますか?」と伺ったところ、「勤務先に関わらず喜んで受け入れる」(17%)は、昨年(28%)に比べ11ポイント減少しました。昨年より増加した「拒否する」(2015年:13%、2016年:20%)と回答した方の理由を見ると『赴任先の情勢によっては生命を脅かされるリスクがある』、『世界を取り巻く治安に不安がある』などが挙げられており、昨今の治安情勢に不安を感じている方が多いことが考えられます。
【図1】今、在職している会社から海外勤務の辞令を受けた場合、どうしますか? ※昨年対比
【図2】今、在職している会社から海外勤務の辞令を受けた場合、どうしますか?※年代別
「拒否する」と回答した方のコメント
○自分の身を売ってまで危険地域には行きたくはない。(37歳、男性)
○テロが存在する地域はなるべく避けたい。(40歳、男性)
○家族での赴任を考えているため、治安などを考慮する必要があるため。(43歳、男性)
○治安の悪い場所や生活環境の変化が許容範囲を超える場所では安心して働けないと思う。(51歳、男性)
海外勤務の可能性がある会社を転職先として選びますかと伺ったところ、20%の方が「積極的に選ぶ」と回答しました。年代が上がるにつれ「積極的に選ぶ」と回答した方の割合は高くなっています。
「積極的に選ぶ」と回答した方にその理由を伺うと、もっとも多かったのは「自分の成長にプラスになるから」(88%)でした。年代別で見ると、30代は「大きな規模のビジネスを手がけたいから」(57%)、50代は「多様な文化的背景を持つ人と働きたいから」(75%)、「海外の方が自分の経験を活かせるから」(63%)といった点を挙げています。
【図3】海外勤務の可能性がある会社を、転職先として選びますか?※年代別
【図4】( 「海外勤務の可能性がある会社を積極的に選ぶ」と回答した方)その理由は何でしょうか?※複数回答可
「海外勤務の可能性がある会社を積極的に選ぶ」と回答した方に、「転職してどこの国・地域で働きたいですか」と伺ったところ、もっとも多かったのは「東南アジア」(30%)でした。年代別で見ると、30代は「北米・カナダ」(43%)、40代・50代は「東南アジア」(40代:35%、50代:31%)が最多となっています。具体的な国名もご紹介します。
【図5】( 「海外勤務の可能性がある会社を積極的に選ぶ」と回答した方)転職して、どこの国・地域で働きたいですか?最も働きたいところをお選びください。
具体的に働きたい国名 ※記載が多い順
◆ 東南アジア: タイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、フィリピン
◆ ヨーロッパ:ドイツ、フランス、イギリス
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )利用者
■有効回答数:35歳~59歳 208名
■調査期間:2016年9月1日~2016年9月29日
『ミドルの転職』 https://mid-tenshoku.com/
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▼プレスリリース ダウンロード 20161021_ミドルの転職(海外勤務).pdf
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