現在のミッションは何ですか?
エンが運営する、テック業界で働く人のためのWEBメディア『キャリアハック』の副編集長を任せていただいています。世の中を沸かせ、動かす人たちの行動思想やストーリーを届けることで、20代を中心とした働く若手の心を奮い立たせたり、背中を押したりすることができれば、と考えて記事を作っています。
取材するのは、主にテック業界の第一線で活躍されている経営者やクリエイターなど。人選や記事の方向性を考える企画から、取材、撮影、記事制作まで一貫して携わっています。普通は会えないような人にも取材ができますし、企画の自由度は高いですね。今は副編集長になったので、メディアとしての方針を考えることにも挑戦しているところです。仕事の幅や自由度がどんどん広がるので、いっそう楽しんで仕事に取り組めています。
どうして、エンに転職を?
大学時代から編集・ライティングの仕事に興味があり、心の底では「書くことを仕事にしたい」と思っていたんです。ただ、就活のときはそれを仕事にする自信が持てず、諦めてしまって。新卒では、ビジネスパーソンとしての成長機会を求めて、チャレンジングな気質のある大手通信キャリアに入社しました。
入社時は企画職を志望していたものの、配属されたのは営業。希望が100%叶うわけではないと分かってはいましたが、実際に配属通知を手にしたときは、夢が遠のいていく気がしました。最初の1年は研修で、携帯の販売スタッフとして働くことに。駅前でティッシュ配りをしたり、呼び込みをしたり。実際にやってみると販売の仕事はいつまで経っても慣れなくて、成果もなかなか出ず、悶々とする日々でした。
ただ、周りの先輩は本当にお客さんのためになることを考えて丁寧に仕事をしていて、尊敬できる人たちで。このまま続けていけるかと思っていたのですが──2年目の4月、営業としての本配属が近づいたとき「本当にこのままでいいのか」という不安が大きくなってきたんです。「どう働いて、どんな人になりたいのか」を改めて考えると、やっぱり、学生時代に志した「書く仕事を通じて、人の背中を押すようなことがしたい」ことに気がつきました。どうしても諦められないのだと。
悩んだ末に、転職を決意しました。未経験から編集・ライティングの仕事ができること、そして誰かの「背中を押す」ようなコンテンツを作れること。その観点で転職先を探していたところ、出会ったのがエンの『キャリアハック』です。
エンに入ってみた感想は?
会社としてみんなが「ユーザー」を主語に話すところがすごく良いと思っています。理念や行動指針が徹底的に言語化され、当たり前のようにみんなの共通言語になっていることには驚きました。だから「誰の役に立つのか」「なんのためにするのか」から軸足がぶれない。これは編集の現場でも同じで、この記事でどんな読者に、何を伝えたいのか。それによってどう感じてほしいのか。常にその観点で話し合っています。
『キャリアハック』の場合、読者として想定しているのは20代~30代前半。私自身も読者の一人です。できるだけ等身大の目線で、自分が心から読みたいと思える記事をつくりたいと考えています。私もこれまで、「書く」ことを仕事にするべきか、できるのか……などキャリアに関しては相当に悩んできました。だからこそ、キャリアの不安や焦り、葛藤を感じている人の気持ちは痛いほどわかります。悩んできた日々が、今の仕事にすごく活きています。
焦りも、不安も、すべてがアイデアの種になるのが編集の仕事の面白いところです。自分の感情を元に企画した記事を通じて、くすぶっている人、悩んでいる人の背中を押せる。その手応えをSNSなどの反応を通じて目に見える形で実感できる。すごく恵まれた仕事です。勇気を出して転職してよかったと思っています。
最後に、応募を考えている人へのメッセージをお願いします!
私自身が大切にしているのは「むずかしい」「できない」「でも」のような、後ろ向きな言葉をなるべく口に出さないことです。エン・ジャパンには同じように前向きな人がたくさんいます。どんなときも卑屈にならず、難しい課題に対しても、常に新たな糸口を探していく。そんな空気の中で仕事をしたい人にはオススメの環境です。
コンテンツづくりをはじめ、どんな仕事にも正解はありません。そんな中で常にアイデアを出し続け、もっと良いものを作っていく。それは大変ですが、だからこそ挑む価値があるのだと思います。取材のあと「野村さんのおかげで、自分で言語化できていなかったことをたくさん言葉にできた気がしました」と言ってもらえたとき。作った記事を読んで喜んでいただけたとき。本気で打ち込んでいるからこそ、いい反応がもらえたときはものすごく嬉しいです。
これからも副編集長として、キャリアハックを「なくなったら困る」と言ってもらえるような、多くの人が毎日楽しみにしてくださるメディアに育てていきたいと思っています。ぜひ一緒に、楽しみながら仕事ができたら嬉しいですね。