4月に入り選考が本格的にスタート
学生の内定取得率は14.4%、約3割の企業が内定出しを開始
-2013年度新卒採用 就職・採用活動 4月度調査報告-
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』(http://gakusei.enjapan.com/)は、2013年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2013年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』を実施いたしましたので、以下、概要をご報告いたします。
●<学生>学生の現在の悩みは、「面接(29.6%)」、「漠然とした不安や焦り (20.4%)」
面接参加経験は、前月より25ポイント増加の84.1%
(図1)(図2)(図3)(図4)(図5)(図6)(図7)
⇒学生の悩みは、前月に引き続き「面接(29.6%)」がトップで、前月より9.1ポイント増加しました。また、学生一人当たりの面接参加社数は、前月比3.4ポイント増加の5.1社(前年:5.4社)、面接参加経験は前月比25ポイント増加の84.1%となり、選考が本格的にスタートしたようです。
【図1: 現在の悩み<学生調査>】
【図2: エントリー社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図3: エントリーシート提出社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図4: 企業セミナー予約社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図5: 企業セミナー参加社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図6: 面接参加社数<学生調査>】
【図7: 企業セミナー・面接参加経験数<学生調査>】
●<企業>企業の悩みは、13年度調査開始以来初めて「選考 (23.1%)」がトップ
エントリー受付開始率・会社説明会開始率は前年並みとなるも、
選考開始率は前年をやや下回る(図8)(図9)(図10)(図11)
⇒企業の現在の悩みは、 13年度調査開始以来初めて「選考(23.1%)」がトップとなりました。理由として「採用基準をクリアできる学生が少ない」などがありました。選考プロセスの進捗状況については、「エントリー受付開始率(83.8%)」、「会社説明会開始率(72.5%)」は、ほぼ前年と同水準となりましたが、「選考開始率(64.9%)」は前年をやや下回りました。
【図8: 現在の悩み※3ヵ年比<企業調査>】
【図9: エントリー受付開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図10: 会社説明会開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図11: 選考開始率<企業調査>】
●<学生>4月の内定取得率は14.4%(前年:13.0%)で、ほぼ前年並み
<企業>約3割の企業が内定出しを開始(図12)(図13)(図14)(図15)
⇒学生の内定取得率は14.4%(前年:13.0%)で、ほぼ前年並みとなりました。企業の内定出し開始率も前年並みとなり、29.9%(前年:28.9%)でした。しかし、内定出しを開始した企業の進捗を前年と比べると、内定出しを「始めたばかり」の企業は19.8%(前年:17.2%) でやや増加、「中盤」の企業は6.7%(前年:8.9%)でやや減少しており、進捗は前年より少し遅れているようです。
【図12: 内定取得率※3ヵ年比<学生調査>】
【図13: 内定取得率※3ヵ月比<学生調査>】
【図14: 内定出し開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図15: 内定出し進捗状況※前年比<企業調査>】
●<学生>企業規模が大きいほど、リクルーターが学生に接触している傾向が高い
(図16)(図17)
⇒リクルーターとの接触の有無については、 「接触がある」と回答した学生が、2011年10月時点では7.2%だったのに対し、2012年4月では22.6%となり、15.4ポイント増加しています。また、接触のあったリクルーターの企業規模については、「従業員数3,000人以上(50.5%)」が最も多く、次いで「従業員数1,000~2,999人(19.0%)」、「従業員数300~999人(18.5%)」となり、企業規模が大きいほど、リクルーターを通じて学生に接触している傾向にあるようです。
【図16: リクルーターとの接触有無<学生調査>】
【図17: 接触したリクルーターの企業規模<学生調査>】
●<企業>約6割の企業が新入社員の早期離職を課題視(図18)(図19)(図20)
⇒新入社員の早期離職を、「とても課題視している」「やや課題視している」と回答した企業は57.1%でした。早期離職の理由には、「個人特性と仕事内容とのミスマッチ(73.7%)」が最も多く、次いで「周りの社員のサポート不足(45.3%)」が続きました。定着率向上のために重視している取り組みとしては、「周りの社員からのサポートを厚くする(53.2%)」、「定期的に新入社員の話を聞く場を作る (49.9%)」などが上位となりました。
【図18: 新入社員の早期離職(入社3年を目安)に対する課題認識<企業調査>】<n=545>
【図19: 早期離職の理由企業調査<学生調査>】<n=331>
【図20: 定着率向上のために重視している取り組み<企業調査>】<n=579>
●<企業>新入社員が活躍できない理由は、
「本人の努力不足」と「上司・先輩などのサポート不足」(図21)(図22)
⇒2011年の新入社員の活躍について、「活躍している」と回答した企業は全体で78.3%となりました。活躍を阻害する要因としては「本人の努力不足(44.0%)」、「上司・先輩などのサポート不足(36.9%)」「求める質の人材を採用できていない(32.1%)」「本人の学習意欲・向上意欲が低い(31.0%)」などが上位にあげられました。本人に対してより一層の努力を求めることに加えて、本人と普段接する上司や先輩からのサポート不足にも課題を抱える傾向があるようです。
【図21: 2011年新入社員の活躍状況<企業調査>】
【図22: 新入社員の活躍を阻害する要因<企業調査>】<n=82>
▼プレスリリース ダウンロード ⇒ 『[en]学生の就職情報2013』 4月度月例調査結果
【調査概要/ その他の調査項目】
<学生調査>
対象: 「[en]学生の就職情報2013」に登録するモニター学生
期間:2012年4月5日~ 4月16日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数:864名
<企業調査>
対象:「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業
期間: 2012年4月6日~ 4月16日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数: 579件
【その他の調査項目】 ※下記の結果に興味のある方は、広報までお問合せください。
<学生調査>・リクルーターとの接触(時期、業界) ・志望業界 ・キャリアに対する考え方
<企業調査>・各選考プロセスの月別推移 ・内定承諾進捗状況(前年比) ・前年と比較した採用活動の状況
※一般財団法人 エン人財教育センター調べ
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