学生の内定取得率は39.9%、企業の内定出し開始率は60.4%
進捗状況は前年を上回るペースで推移
-2013年度新卒採用 就職・採用活動 5月度調査報告-
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』(http://gakusei.enjapan.com/)は、2013年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2013年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』を実施いたしましたので、以下、概要をご報告いたします。
●<学生>学生の現在の悩みは、「面接(20.5%)」「特に悩みはない(18.4%)」
面接参加社数は、一人あたり9.0社でほぼ前年並み
(図1)(図2)(図3)(図4)(図5)(図6)(図7)
⇒学生の悩みは、前月に引き続き「面接(20.5%)」がトップ、次いで「特に悩みがない(18.4%)」、「漠然とした不安や焦り(17.6%)」、「内定先に対する不安(10.7%)」となりました。悩みが多岐にわたっていることから、人によって現在の進捗状況に違いがでてきていることが伺えます。
学生一人当たりの面接参加社数は、前月比3.9ポイント増加の9.0社(前年:8.6社) 、面接参加経験は前月比6.5ポイント増加の90.6%となりました。
【図1: 現在の悩み<学生調査>】
【図2: エントリー社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図3: エントリーシート提出社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図4: 企業セミナー予約社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図5: 企業セミナー参加社数※3ヵ年比<学生調査>】
【図6: 面接参加社数<学生調査>】
【図7: 企業セミナー・面接参加経験数<学生調査>】
●<企業>企業の悩みは、「内定者フォロー (23.0%)」がトップ
会社説明会開始率・選考開始率ともに前年をやや上回る(図8)(図9)(図10)(図11)
⇒企業の現在の悩みトップは「内定者フォロー (23.0%)」、続いて「母集団形成(21.8%)」、「選考(16.0%)」となりました。選考プロセスの進捗状況については、「エントリー受付開始率(89.2%)」はほぼ前年並み、「会社説明会開始率(85.6%)」、 「選考開始率(79.8%)」は前年をやや上回る結果となりました。
【図8: 現在の悩み※3ヵ年比<企業調査>】
【図9: エントリー受付開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図10: 会社説明会開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図11: 選考開始率<企業調査>】
●<学生>4月の内定取得率は39.9%(前年:34.6%)、前年より5.3ポイント増加
<企業>約6割の企業が内定出しを開始
(図12)(図13)(図14)(図15) (図16)(図17)(図18)(図19)
⇒学生の内定取得率は39.9%(前年:34.6%)で、前年を5.3ポイント上回る結果となりました。一方、就職活動について、「内定を取得したが活動を継続する」と回答した学生は18.1%でした。活動を継続する理由としては、「まだ志望度の高い企業の選考が残っているから」「内定をもらった企業が本当に入りたい企業なのか、他の企業をみて再確認をしたいから」などが挙げられました。
企業の内定出し開始率は60.4%、内定承諾開始率は48.0%で 、どちらも震災の影響のあった前年より大きくポイントを伸ばしているものの、11年度と比べると少し遅れており、就職活動の開始が2ヵ月遅れた事が影響しているようです。
【図12: 内定取得率※3ヵ年比<学生調査>】
【図13: 内定取得率※3ヵ月比<学生調査>】
【図14: 就職活動継続率※3ヵ年比<学生調査>】
【図15: 就職活動継続率の内訳※3ヵ年比<学生調査>】
【図16: 内定出し開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図17: 内定出し進捗開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図18: 内定承諾開始率※3ヵ年比<企業調査>】
【図19: 内定承諾進捗開始率※3ヵ年比<企業調査>】
●<企業>学生の質について、約2割の企業が前年よりも「下がった」と回答
今年度の学生に対する印象は「危機感に欠ける」「業界・企業研究の不足」「2極化」
(図20)(図21)
⇒自社に応募してきた学生の質について、約2割の企業が「前年よりも下がった」と回答しました。企業規模別でみると、規模が小さくなるにつれて、より質の低下を感じる傾向にあるようです。また、今年度の学生の印象として、「危機感に欠ける印象」、「業界・企業研究の不足」、「2極化している」等の意見が寄せられました。加えて、「就職活動のスタート時期が2ヵ月ずれたため、業界や企業研究が進んでいない印象」といった、就職活動のスタートが2ヵ月遅れたことによる影響についてのコメントも多数挙げられました。
【図20: 自社へ応募した学生の質についての印象<企業調査>】
【図21: 自社へ応募した学生の志望度についての印象<企業調査>】
●<企業>働くことに対して「ポジティブな印象(74.8%)」、「ネガティブな印象(18.5%)」
(図22)(図23)(図24)(図25)
⇒働くことに「ポジティブな印象」を持っている学生は74.8%で、2012年1月調査時より5.7ポイント増加しました。また、働く理由について、男女共に「人並みの生活をするため」が減少し、「成果を出すことで周りから認められたり、出世したりするため」、「仕事を通じて人間関係を築いたり、達成感を共有したりするため」が増加しました。学生の働くことに対する意識の変化が伺えます。
【図22: 働くことに対する印象<学生調査>】
【図23: 働くことに対する印象×影響を受けた相手<学生調査>】
【図24: 働く理由※男性<学生調査>】
【図25: 働く理由※女性<学生調査>】
▼プレスリリース ダウンロード ⇒ 『[en]学生の就職情報2013』 5月度月例調査結果
【調査概要/ その他の調査項目】
<学生調査>
対象: 「[en]学生の就職情報2013」に登録するモニター学生
期間:2012年5月7日~ 5月14日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数:992名
<企業調査>
対象:「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業
期間: 2012年5月7日~ 5月14日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数: 545件
【その他の調査項目】 ※下記の結果に興味のある方は、広報までお問合せください。
<学生調査> ・内定を取得したが就職活動を継続する理由 ・志望業界
<企業調査> ・各選考プロセスの月別推移 ・前年と比較した採用市況 ・採用数確保の見込み
<学生・企業共通調査> ・ 選考中のコミュニケーションについて
※一般財団法人 エン人財教育センター調べ
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