前年よりも「採用市況は厳しい」と回答した企業は37.0%
企業の採用活動は終盤を迎えつつあるものの、
学生の就職活動継続率は61.3%、
このうち、内定取得学生の継続率は
前年同月比5.5ポイント増加の18.1%
-2013年度新卒採用 就職・採用活動 8月度調査報告-
人材総合サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』(http://gakusei.enjapan.com/)は、2013年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2013年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』を実施いたしましたので、以下、概要をご報告いたします。
学生一人当たりの「エントリー社数」「エントリーシート提出数」「企業セミナー予約社数」「企業セミナー参加社数」「面接参加社数」は、就職活動開始が2カ月遅れたことが引き続き影響し、11年度、12年度より低い数値となっています。 最終面接の参加経験については、73.9%の学生が「参加した」と回答しました。
学生の内定取得状況は、「2社以上内定を取得している」が22.8%、「1社内定を取得している」が34.0%となりました。また、就職活動継続率は61.3%で、そのなかでも「内定を取得したが活動を継続する」は18.1%と、11年度より2.9ポイント、12年度より5.5ポイント高くなっています。
「エントリー受付」を終了した企業は54.0%、「会社説明会」を終了した企業は59.7%、「選考」を終了した企業は47.9%となりました。また、内定出し開始率は93.9%、内定出しを「終了」した企業は46.7%となり、採用活動が終盤に入っていることが伺えます。内定出しを「終了」した企業は震災のあった12年度(44.8%)より進捗は早いものの、11年度(54.7%)より遅れています。
前年と比較した採用市況について、53.1%の企業が「前年と変わらない」と回答しましたが、「前年よりもとても厳しい」「前年よりも厳しい」は37.0%と、「前年よりもとても採用しやすい」「前年よりも採用しやすい」の9.9%を大きく上回る結果となりました。
企倫理憲章改定が自分たちの就職活動に与えた影響について、46.2%の学生が「どちらとも言えない」と回答しました。「良い影響があったと思う」「どちらかと言えば良い影響があったと思う」は12.7%で、「12月からだったので、大学の講義と就活が重なる事が少なく、時間をうまく調節出来た」といった声が挙げられました。一方、「悪い影響があったと思う」「どちらかといえば悪い影響があったと思う」は41.2%で、「企業研究の時間が足りず、有名企業にしか目がいかなくなった」などのコメントが見られました。
内定者研修を「実施する(実施する予定)」と回答した企業は、全体で65.5%となりました。規模別での実施率に大きな差はありませんでした。研修内容としては、「集合研修」「eラーニング」「現場体験」などが挙げられました。
働き方のイメージについて、20代では男女ともに約4割の学生が、「プライベートよりも仕事を優先している」と回答しました。30代以降では、 「プライベートよりも仕事を優先している」は男女ともに大幅にポイントを下げ、「仕事とプライベートのバランスが取れた働き方をしている」が半数以上を占めています。また、4月調査との比較では、傾向に大きな違いはみられませんでした。
▼プレスリリース ダウンロード ⇒ 『[en]学生の就職情報2013』 8月度月例調査結果
【調査概要/ その他の調査項目】
<学生調査>
対象 :「[en]学生の就職情報2013」に登録するモニター学生
期間 :2012年8月3日~ 8月16日
方法 :E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数:403名
<企業調査>
対象 :「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業
期間 : 2012年8月3日~ 8月16日
方法 :E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数: 291件
【その他の調査項目】 ※下記の結果に興味のある方は、広報までお問合せください。
<学生調査> ・内定取得状況(男女文理別)
・就職活動継続状況(男女)文理別
・現在の悩み
・志望業界
・来月に取り組みたい活動内容
・入社準備の取り組みの有無
・キャリアに対する考え方
<企業調査> ・採用数確保の見込み
・現在の悩み
・来月に取り組みたい活動内容
※一般財団法人 エン人財教育センター調べ
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