現在の学生の活動内容トップは「インターンシップ」であるものの、
「インターンシップ」に応募・参加した比率は前年より減少
前年に比べ、「母集団形成」に対する悩みを持つ企業が増加
-2014年度新卒採用 就職・採用活動 9月度調査報告-
人材総合サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』(http://gakusei.enjapan.com/)は、2014年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2014年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』を実施いたしましたので、以下、概要をご報告いたします。
●現在の活動内容は「インターンシップ」、
現在の悩みは「何から手をつけていいかわからない」(図1、2、3)
現在の活動内容は、「インターンシップ(22.6%)」がトップであるものの、前年より8.1ポイント減少、「自己分析(11.7%)」も前年より6.9ポイント減少しています。一方、「特に何もしていない(9.3%)」は前年より6.1ポイント増加しています。
現在の悩みは、前年と同様に「何から手をつけていいかわからない」、「やりたい仕事がみつからない」、「漠然とした不安や焦り」が上位となりました。
【図1:現在の活動内容※前年比<学生調査>】
【図2:来月の活動内容※前年比<学生調査>】
【図3:現在の悩み※前年比<学生調査>】
●<企業>現在の活動内容は「採用計画・準備」、現在の悩みは「母集団形成」(図4、5、6)
現在の活動内容は、「採用計画・準備 (53.6%)」がトップ、来月も引き続き「採用計画・準備(37.2%)」がトップとなっています。
現在の悩みは、「母集団形成(30.4%)」が最も高く、前年に比べ5.7ポイント増加しています。13年度の採用で母集団形成に苦戦したことを踏まえ、14年度では早い段階から、母集団形成を課題と認識している企業が多いようです。
【図4:現在の活動内容※前年比<企業調査>】
【図5:来月の活動内容※前年比<企業調査>】
【図6:現在の悩み※前年比<企業調査>】
●<学生>志望業界は文系の男性は「金融」、文系の女性は「マスコミ」、理系は男女ともに「食品メーカー」が上位
志望職種は、文系「事務職」、理系「技術・研究職」が上位
(図7、8、9、10、11、12、13、14)
志望業界は、文系の男性は「金融」、文系の女性は「マスコミ」、理系は男女共に「食品メーカー」が上位となりました。
志望職種は、文系では「事務職」が男性20.2%、女性32.6%、理系では「技術・研究職」が男性50.8%、女性42.2%で上位となりました。
また、志望業界、志望職種ともに「まだ決まっていない」という回答も上位となりました。
【図7:志望業界(文系/男性)<学生調査>】
【図8:志望業界(文系/女性)<学生調査>】
【図9:志望業界(理系/男性)<学生調査>】
【図10:志望業界(理系/女性)<学生調査>】
【図11:志望職種(文系/男性)<学生調査>】
【図12:志望職種(文系/女性)<学生調査>】
【図13:志望職種(理系/男性)<学生調査>】
【図14:志望職種(理系/女性)<学生調査>】
●<学生>インターンシップに応募した学生は48.9%、前年よりも14.5ポイント減少
<企業>約3割の企業がインターンシップを実施(図15、16、17、18)
インターンシップに応募した学生は48.9%(前年:63.4%)で、前年に比べ14.5ポイント減少しました。インターンシップに参加した学生も32.7%(前年:37.1%)と、前年に比べ4.4ポイント減少しています。
また、企業のインターンシップ実施状況は、「前年同様に実施する(している)」は23.1%、「前年実施しなかったが今年度は実施する」が3.9%となりました。規模が大きい企業ほど実施している割合が高く、1,000名以上の企業では5割以上が「前年同様に実施する(している)」と回答しました。
【図15:インターンシップへの応募<学生調査>】
【図16:インターンシップへの参加<学生調査>】
【図17:インターンシップの実施状況※企業規模別<企業調査>】
●<学生>58.4%の学生が「理想の社会人はいない」と回答 (図19、20)
理想の社会人の存在について、58.4%の学生が「理想の社会人はいない」と回答しました。就職活動が本格化しておらず、社会人と接点を持つ機会が少ないことから、理想とする社会人のイメージを持つことができない学生が多いようです。また、部・クラブ・サークル活動への参加状況別でみると、それらに所属している学生の方が、所属していない学生に比べ「理想の社会人がいる」と回答する傾向が高くなっています。
【図19:理想の社会人と思う人物の存在について※男女文理別<学生調査>】
【図20:理想の社会人と思う人物の存在について
※部・クラブ・サークル活動への参加状況別<学生調査>】
●<企業>2012年の新入社員の印象について、前年同時期の新入社員よりも優れている点は「素直さ」(図21、22)
2012年の新入社員の印象について、前年同時期の新入社員よりも優れている点として「素直さ」「他社と協調する力」が挙げられました。一方、物足りないと感じる点については「主体制・積極性」「自らの意思を主張する力」が上位となりました。
【図21:前年同時期の新入社員よりも「優れている」と感じる能力・資質<企業調査>】
【図22:前年同時期の新入社員よりも「物足りない」と感じる能力・資質<企業調査>】
▼プレスリリース ダウンロード ⇒ 『[en]学生の就職情報2014』 9月度月例調査結果
【調査概要/ その他の調査項目】
<学生調査>
対象: 「[en]学生の就職情報2014」に登録するモニター学生
期間:2012年9月7日~ 9月18日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数:562名
<企業調査>
対象:「[en]学生の就職情報パートナーズNEWS」登録企業
期間: 2012年9月7日~ 9月18日
方法:E-mailによるWEB投票画面の配信
有効回答数: 337件
【その他の調査項目】 ※下記の結果に興味のある方は、広報までお問合せください。
<学生・企業調査>
・ソーシャルメディアの活用について
<企業調査>
・前年同時期の新入社員よりも「優れている」と感じる能力・資質(企業規模別)
・前年同時期の新入社員よりも「物足りない」と感じる能力・資質(企業規模別)
※一般財団法人 エン人財教育センター調べ
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