転職希望者が面接で失敗しがちな理由は、
「志望動機が明確でない」こと。
ー 「エン 転職コンサルタント」コンサルタントアンケート集計結果 ー
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人材紹介会社集合サイト『エン 転職コンサルタント』(http://consultant.en-japan.com/)上で、転職コンサルタント184名を対象に「転職活動で成功するポイント」についてアンケート調査を行いましたので、以下概要をご報告します。
現在、有効求人倍率は1.07倍(※)と07年6月以来の高水準となり、産業界全体で人手不足感が高まっています。そんな中、転職希望者をサポートする転職コンサルタント184名に「転職活動で成功するポイント」について調査を行いました。
<転職希望者が面接で失敗するケース>としては、「志望動機が明確でない」が最も多く、65%の転職コンサルタントが回答。次いで「企業研究が不足」「転職理由がまとまっていない」が、それぞれ50%前後で続きました。多くの方が、自分のキャリアの棚卸し、志望企業で活躍する具体的なイメージ形成が出来ていないことが分かりました。
そのため、88%の転職コンサルタントが「求人企業との面接で、アドバイスが必要な転職希望者」が多いと回答しています。具体的にアドバイスしている内容は「企業が重視しているポイント」が68%で第1位。「転職理由の内容・伝え方」「志望動機の内容・伝え方」がそれぞれ60%という結果になりました。
(※)厚生労働省「一般職業紹介状況(平成26年3月分)」より
過半数の転職コンサルタントが「志望動機が明確でない」転職希望者は、面接で失敗してしまうと回答しました。その会社、その仕事ならではのオリジナルな志望動機を語ることが求められるようです。その他、「企業研究が不足」しているという声が51%、自分が転職をして何を実現したいかなどの「転職理由がまとまっていない」いう意見も49%の転職コンサルタントから上がっています。
【図1】転職希望者が面接で失敗するケースとして、どのようなものが多いですか?(複数回答可)
面接に臨む際に「アドバイスが必要」な転職希望者が多いと回答した転職コンサルタントは88%と、圧倒的多数を占めました。転職活動を自己流で上手く対応出来る方は、非常に少ないようです。
【図2】求人企業との面接に際して、アドバイスの必要がある転職希望者と、必要のない転職希望者とではどちらが多いですか。
アドバイス内容は、 68%の転職コンサルタントが「企業が重視しているポイント」と回答し、第1位。求人企業が求める人物像や想定される質問を伝え、転職希望者が面接でどう受け答えをすべきかサポートしているようです。その他のアドバイス内容は、「転職理由の内容・伝え方」「志望動機の内容・伝え方」がそれぞれ60%で第2位となりました。
具体的な「転職理由」については、「転職の理由を『ネガティブに語ってはいけない』と不必要に意識しすぎている求職者が多く、かえって本当の理由が伝わりにくくなっているケースが多い」という声が上がりました。面接だからといってあまり着飾りすぎず、自身について正直に伝えることも、選考を進めるためには重要なようです。
「志望動機」については、「『自身のキャリアの軸は××であり、将来的には××でありたい。その為に御社が何故必要なのか』を論理的に話が出来るようにすること」「志望動機は各社毎に考えること」という意見が。きちんと自分のキャリアイメージを持ち、強み弱みを認識した上で、応募企業でどう活躍できるのかを具体的に語ることが求められるようです。
【図3】転職希望者に対して、面接についてどのような点をアドバイスしていますか?(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エン 転職コンサルタント」を利用している転職コンサルタント 184名
■調査期間: 2014年4月8日 ~ 2014年4月18日
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