女性が「良い」と感じる職場の雰囲気は、
挨拶と助けあいの姿勢。
女性の転職活動調査 ~「職場の雰囲気に関する意識調査」を発表~
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、正社員で働くことを希望する女性向け求人情報サイト「[en]ウィメンズワーク」(http://women.en-japan.com/)上で、サイト利用者の女性697名を対象に「職場の雰囲気」をテーマにアンケートを行いました。人材確保に苦慮する企業にとって、今後の採用活動に参考になる結果がでましたので、以下、概要をご報告いたします。
女性の労働力活用が急務となる中、企業の採用力を上げること、円滑な就業環境を提供することは欠かせません。そこで、仕事探しをしている女性に「職場の雰囲気」について意識調査を行いました。
転職活動の際に「職場の雰囲気」を重視しますかという質問に対しては、90%の方が「重視する」と回答。特に20代女性は「非常に重視する」という回答が52%と半数を超え、「職場の雰囲気」への関心度の高さが伺えます。具体的にどのような職場の雰囲気を「良い」と感じるかについては「挨拶がきちんと交わされている」(88%)、「互いに助けあっている」(82%)の2点が、圧倒的支持を集めました。
職場の雰囲気をイメージしやすい情報は「一緒に働く人の様子」が全年代を通して過半数を超えました。またそんな職場の雰囲気を知るための具体的な情報源は、選考中に直に接点を持つ「面接官」や、選考を通じて体感する「企業の対応」が全年代を通して高い結果に。「職場の雰囲気を非常に重視する」と答えた割合の高い20代で顕著だったのは、イメージする情報源として「ネットやリアルで聞く社員の口コミ」を他の年代以上に重視する傾向です。企業がより良い人材を採用するために、正直・詳細な情報開示の姿勢と、現在働く社員の満足度向上が欠かせません。
転職者の退職理由の本音として、一番多いのは「人間関係」(※)。そのため、仕事探しをしている方に「職場の雰囲気を重視して仕事選びをするか」伺うと、90%が重視していることが分かりました。中でも20代女性は、他の年代以上に「職場の雰囲気を非常に重視する」(52%)という傾向が強いという結果に。特に若年層の採用を強化したい企業にとって、応募者が求める職場の雰囲気を理解し、アピールすることが重要になりそうです。 ※「[en]社会人の転職情報」サイトユーザー5000人、退職理由調査」より(2013年8月発表)
【図1】転職活動の際に「職場の雰囲気」を重視しますか?
では、どのような雰囲気の職場を女性は「良い」と感じるのでしょうか。第1位の「挨拶がきちんと交わされている」については「コミュニケーションの基本だから」「人間関係をよくするには挨拶が一番」など、最低限必要な要素としての票が集まりました。「挨拶は基本中の基本だと思いますが、それができていない社会人が意外に多いから」というコメントも。
第2位の「互いに助けあっている」を選んだ方は、「1人ひとりが思いやりのある職場ということなので、雰囲気が良い」「仕事は1人でしているのではなく、みんなで協力して進めていく方がきっと良い仕事ができると思うので」「お互いが思いやりを持ち、誰かが大変な時すぐに協力できる体制がある職場は、働きやすいと思う」「だれでも短所はあると思うので、その人自身の長所を生かせる就業環境がとても良い職場の雰囲気を作る」とコメントしています。
【図2】どのような雰囲気の職場を「良い」と感じますか?(複数回答可)
職場の雰囲気を、どのような情報からイメージしているのでしょうか。過半数を占めて第1位となったのは「一緒に働く人の様子」(63%)。具体的には「面接や見学に伺った際、その職場で働く人とすれ違って明るく挨拶されると『あ、雰囲気いいのかな?』と思う」「一緒に働く人は、私にとってかなり重要なので、面接前に下見に必ず行きます」など、自分の目で確かめてイメージする方が多いようです。その他、「ホームページの雰囲気、採用情報でわかることがある」「やはり一緒に働く人の性格や様子は大事。その人一人で雰囲気はがらっと変わるので」というコメントがありました。人材募集をしている企業は、積極的な情報開示の姿勢が必要と言えそうです。
第2位の「職場の平均年齢」(54%)を選んだ方からは「職場の環境が良ければ、長年勤務してる方が多いイメージがあるので平均年齢が高い職場には目がいきます」という働きやすさと勤務年数を比例して捉えるコメントや、「実際働いてみないとわからないという気持ちはあるが、同年代が多い方が、共感できる部分もあるから」など自分と同じ年代の方がいることで、居心地の良さを感じるというコメントが寄せられました。
その他、第3位の「職場の男女比」(42%)を選んだ方は「女性が生き生きと活躍できている社風は、やりがいを持って働くには大切な要素のひとつ」と、女性がいる職場をポジティブに捉える方がいる一方で、「女性の多い職場は何かとトラブルが多いイメージ」など、あまりに女性比率が高いとネガティブに捉える方もいました。
【図3】転職活動において、職場の雰囲気をイメージしやすくなるのは、どのような情報だと思いますか?(3つまで回答可)
職場の雰囲気を「一緒に働く人」からイメージするという結果がありましたが、具体的にどのような情報源を活用しているのでしょうか。第1位の「面接官の対応・雰囲気」(67%)をあげた方は、「面接官はその会社の雰囲気を表している」「その職場の代表だと思う」「これまでの経験から、面接官が横柄な人だったりすると、大抵その職場は何かある」とコメントし、接点の多い面接官が与える印象が非常に強いことを感じさせます。
第2位の「(面接官以外の)企業の対応・雰囲気」(61%)については「第一印象は会社を訪れた際に最初に接した社員の方の応対が大きい」「求人原稿や面接官の対応では表面を取り繕ってあるかもしれないので、採用側でない所の方が本来の姿がわかる気がする」など、素の状態を見極めたいという声が上がりました。その他、20代に限っては「その職場で働いている(いた)方からの情報」(59%)「インターネット上の口コミ」(56%)がいずれも過半数を超え、口コミを重視する傾向が伺えます。
【図4】転職活動において、職場の雰囲気を知るために、どのような情報が参考になると思いますか?(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「[en]ウィメンズワーク」利用者697名
■調査期間:2014年3月27日~4月23日
エン・ジャパンは、これからも求職者視点に立って、正直・詳細な求人情報の提供に努めます。「[en]社会人の転職情報(http://employment.en-japan.com/)」では職場の雰囲気を掴めるよう、取材者が撮影した職場風景の「動画」を公開。「カイシャの評判(http://hyouban.en-japan.com/)」では退職者も含む在籍経験のある社員の口コミを見ることが可能です。
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