企業の人材不足実態調査
84%の企業が人材不足を実感。
特に人手不足感が強いのは「サービス関連」、「中堅~大手企業」。
―人事担当者向け 中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』アンケート―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木 孝二)が運営する人事担当者向け中途採用支援サイト『エン 人事のミカタ』( https://partners.en-japan.com )上でサイトを利用している企業の人事担当者を対象に「人材不足の状況」についてアンケート調査を行ない、578社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
2015年11月度の有効求人倍率は1.25倍とバブル期越えの水準となり、多くの企業が人手不足に頭を抱える状況が続いています。そこで、企業の経営者・人事担当者に各社の人材不足の実態について伺いました。下記、トピックスです。
★ 84%の企業が、人材が不足している部門があると回答。
★ 人材が不足していると回答した割合が高い業種トップ3は「サービス関連」、「IT・情報処理・インターネット関連」「流通・小売関連」。企業規模別では、特に301名以上の企業で不足感が強いという結果に。
★ 人材が不足している理由、第1位は「退職による欠員」。人材不足の対策として、81%の企業が「正社員の採用を行なう」と回答。
「現在、人材が不足している部門はありますか?」と伺ったところ、全体の84%が「ある」と回答しました。2010年に実施した同調査(64%)に比べ20ポイントも増加しており、売り手市場であることを裏付ける結果となりました。
【図1】現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?
「人材が不足している部門がある」と回答した割合が高い業種トップ3は「サービス関連」(92%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(88%)、「流通・小売関連」(87%)。特に「サービス関連」は、「人材が不足している部門がない」と回答した企業が1割以下となっており、業界全体で人手不足が深刻である状況がうかがえます。また、企業規模別では、「1001名以上の企業」94%、「501~1000名の企業」93%、「301~500名の企業」90%と、特に中堅~大手企業で人材の不足感が強い傾向が見られました。
【図2】現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?※業種別
【図3】現在、貴社では人材が不足している部門はありますか?※企業規模別
「人材が不足している部門がある」と回答した企業に理由を伺ったところ、もっとも多かったのは「退職による欠員」(55%)でした。人材不足への対策については、81%の企業が「正社員の採用を行なう」と回答。「正社員」採用は今後も激戦が想定される結果となっています。また、正社員を採用すると回答した企業に、その理由を伺うと『中長期で業務拡大が見込めるので、長期的に人材確保・育成して行きたい』、『当社独自のノウハウをしっかりと身に着けて活躍してもらいたい』、『技術職で特殊なため、正社員を採用して時間をかけて育てたい 』などが挙げられました。正社員として採用することで継続的に業務を任せ、事業拡大につなげたいという企業の想いが垣間見えます。
【図4】(図1で「人材が不足している部門がある」と回答した企業)貴社で、人材が不足している理由は何ですか?(複数回答可)
【図5】(図1で「人材が不足している部門がある」と回答した企業)人材不足の状況に、今後どのような対応をお考えですか?(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エン 人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com/)利用企業 578社
■調査期間:2015年11月18日 ~ 12月15日
▼プレスリリース ダウンロード 20160119_人事のミカタ(人材不足の状況について).pdf
エン・ジャパン株式会社
広報担当:森本、大原
TEL:03-3342-4506 FAX:03-3342-4507
E-mail:en-press@en-japan.com