9,586名の社会人が回答した「テレワーク」実態調査 テレワーク経験者は5%、経験者の67%は引き続きテレワークを希望。―『エン転職』ユーザーアンケート調査 「テレワーク」結果発表―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する「入社後」までを見据えた日本最大級の総合求人・転職支援サービス『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )上で、「テレワーク」についてアンケートを行ない、9,586名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
「『テレワーク』という働き方を知っていますか?」と伺うと、「知っている」方は41%、20代は33%でしたが、年代を重ねると認知度が上がっていきます。「これまで働いたことのある会社では、テレワークの制度がありましたか?」という質問には、「ある」が6%に留まりました。
【図1】『テレワーク』という働き方を知っていますか?
【図2】これまで働いたことのある会社では、テレワークの制度がありましたか?
実際にテレワークで働いたことがある方は5%で、働き方は「自宅にいて、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が66%、次いで「クライアント先・移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンなどを使って働く」が47%となりました。テレワークで働いていた方が、テレワークを利用した日数は「週に1~2日」が50%で最多、「週に5日以上」という方も27%にのぼりました。
【図3】あなた自身は、テレワークの制度を使って働いたことはありますか?
【図4】テレワークで働いたことがある方に伺います。使ったことのあるテレワークのタイプを教えてください。(複数回答可)
【図5】テレワークで働いたことがある方に伺います。テレワークで働いた日数を教えてください。
テレワーク経験者が、「テレワーク」という働き方を選んだ理由は、第1位「外出が多く、仕事の効率化のため」(46%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(29%)、「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(28%)という結果になりました。
【図6】テレワークで働いたことがある方に伺います。なぜテレワークという働き方を選んだのかを教えてください。(複数回答可)
テレワーク経験者に「 引き続きテレワークで働きたいと思いますか?」と質問をすると、67%の方が「働きたい」と回答、「働きたくない」は13%でした。「働きたい」方は通勤時間分を有効に活用できる、子育てや介護との両立がしやすくなったという声が。「働きたくない」方はオンとオフのメリハリがつかないという回答が多く見られました。具体的な声もご紹介します。
「働きたい」と回答した方
○自分や家族の時間が圧倒的に増えるから。毎日の家事をする時間もそこそこ取れるので、部屋が荒れたり、食事が疎かになることは少なく、健康的な生活ができる上、ストレスも少ない。(24才女性)
○効率よく働け、集中もできる環境なので、通勤よりも仕事が進む。(26才女性)
○テレワークできることで出産してからも活躍できる幅が広がり、また子どもの成長もしっかり見ることができるので安心して働けます。(26才女性)
○通勤時間がかからない分、睡眠などに時間を充てられるため、身体的にも精神的にも負担がかなり減る。(28才男性)
○空きの時間で事務所に帰るのではなくカフェなどで仕事が出来た方が、効率がいいし移動による経費も節約出来る。(34才男性)
○繁忙期や台風で公共交通機関のマヒした時や、子どもの思いがけない体調不良にも対応可能でデッドラインがタイトな状況では不可欠であるため。(39才女性)
「働きたくない」と回答した方
○自身の業務時間、休みに関係なく、会社支給の携帯電話が鳴るので、仕事とプライベートのメリハリがあまり付かないため。(26才女性)
○不明点を聞くのにも時間がかかり、不便な点が多い。(34才男性)
○日本の風土では現段階で時間管理が個人任せなので、時間外労働が助長される。長時間労働になる。プライベートが仕事に侵食された経験から。(42才女性)
【図7】テレワークで働いたことがある方に伺います。引き続きテレワークで働きたいと思いますか?
テレワークで働いたことがない方に「もしテレワークという働き方を選べるとしたら働いてみたいですか?」と伺いました。「働いてみたい」が53%、「働きたくない」が15%、「分からない」が32%という結果になりました。
「テレワークで働きたい」方に理由を伺うと、第1位「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(73%)、第2位「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(34%)、第3位「病気や怪我などになった場合に安心なため」(23%)となりました。
「テレワークで働きたくない、分からない」方に理由を伺うと、第1位「仕事とプライベートをハッキリ分けたいため」(56%)、第2位「長時間労働などの時間管理が不安なため」(27%)、第3位「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安なため」(23%)でした。「テレワークで働く必要性を感じない」方は20%に留まります。
【図8】テレワークで働いたことがない方に伺います。 もしテレワークという働き方を選べるとしたら働いてみたいですか?
【図9】「テレワークで働きたい」方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可)
【図10】「テレワークで働きたくない、分からない」方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間: 2017年6月1日~6月30日
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )利用者
■有効回答数:9,586名
求人企業1社1社をエンの担当者が訪問し、求人の魅力から、仕事の厳しさや企業の抱える問題まで徹底取材。取材記事に加え、現社員や元社員のクチコミ、企業担当者のコメントなど、仕事や会社のリアルな姿がわかる情報を掲載することで、転職者と採用企業のミスマッチを低減しています。さらに『エン転職』を通じて転職した方を対象にした「エン入社後活躍支援プログラム」で、転職後3年間の継続サポートを行ないます。
▼プレスリリース ダウンロード 20170719_エン転職(テレワーク)
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