ミドル人材に聞く「仕事と介護の両立」調査「勤務先は仕事と介護の両立に理解がある」と感じる方は2割に留まる。8割の方が「介護の必要に迫られても仕事を続けたい」と回答。―『ミドルの転職』ユーザーアンケート集計結果―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル層専用の転職求人サイト『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している35歳~55歳のユーザーを対象に「仕事と介護の両立」についてアンケートを行ない、302名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
★ 「勤務先は仕事と介護の両立に理解がある」と回答した方は2割に留まる。
★ 8割の方は「介護の必要に迫られても仕事を続けたい」と回答。
★ 仕事と介護の両立を見据えて備えていること、「両立出来る転職先探し」「柔軟に働くためにスキル向上」。
「現職(前職)では、仕事と介護の両立への理解があると思いますか?」と質問したところ、「理解があると思う」と回答した方は21%に留まりました。一方、「理解がないと思う(何とも言えない、含む)」と回答した方は79%と、「理解があると思う」と回答した方を圧倒的に上回りました。
「理解があると思う」と回答した方に理由を伺いました。もっとも多かった回答は「介護休業・休暇制度など、制度や規則が整っている」(40%)でした。一方、「理解がないと思う」と回答した方にも理由を伺ったところ、もっとも多かった回答は「介護に関わる制度や規則が整備されていない」(62%)でした。仕事と介護を両立する社員向けの社内制度は、企業によって整備状況にバラつきがあることが伺えます。
【図1】現職(前職)では、仕事と介護の両立への理解があると思いますか?
【図2】「仕事と介護の両立に理解があると思う」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。 ※複数回答可
【図3】「仕事と介護の両立に理解がないと思う」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。 ※複数回答可
「介護の必要に迫られた場合、仕事を続けたいと思いますか?」と質問したところ、「仕事を続けたい」と回答した方が79%と圧倒的な割合を占めました。年代別に見ると、50代がもっとも高く92%の方が「仕事を続けたい」と回答しました。「仕事をしなければ介護のための費用を維持できないから」という経済的な理由を挙げる声が多く寄せられています。
【図4】介護の必要に迫られた場合、仕事を続けたいと思いますか?
「仕事と介護の両立を見据えて、現在備えていることはありますか?」と質問したところ、「ない」(78%)が「ある」(22%)を圧倒的に上回りました。
「ある」と回答した方に、具体的に準備していることを質問すると第1位は「両立できる転職先を探す」(47%)、第2位は「様々な働き方に対応できるよう、スキルを身につける」(45%)でした。
【図5】仕事と介護の両立を見据えて、現在備えていることはありますか?
【図5】「ある」と回答した方に伺います。準備している事を教えてください。 ※複数回答可
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )を利用する35歳~55歳のユーザー
■有効回答数:302名
■調査期間: 2017年6月30日~7月31日
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