女性が直面した退職時のトラブル、 第1位は「会社からの引き止め」。 早めに退職意向を伝えることが、円満退職のカギに。ー『 エンウィメンズワーク 』ユーザーアンケート集計結果ー
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する、正社員勤務を希望する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』( https://women.en-japan.com/ )上で、「退職」をテーマにアンケートを行ない、20代~40代の女性503名から回答を得ました。以下、結果をご報告いたします。
★ 退職時のトラブルで多いのは、「会社からの引きとめ」「退職時期のすり合わせ」「業務引継ぎ」「有給休暇の未消化」。
★ 円満退職するために一番大切なことは、「早めに退職の意向を伝えること」。
★ 気持ちよく送り出せた退職者の特徴、「最後まで責任をもって仕事に取り組む」。困った退職者の特徴、「退職が決まった途端、やる気を失う」。
『エンウィメンズワーク』を利用中の転職経験がある20代~40代女性に、「退職時に苦労やトラブルはありましたか?」と尋ねたところ、81%の方が「ある」と回答しました。退職までに苦労やトラブルがあった方に具体的な内容を伺ったところ、第1位は「会社・上司からの引きとめ」(36%)、第2位は「退職時期のすり合わせ」(27%)、第3位は同率で「担当業務の引継ぎ」「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」(24%)でした。いずれの回答者からも「退職までに想像以上に時間がかかった」という声が多く寄せられました。それぞれを選んだ方の具体的なコメントも紹介します。
【図1】転職経験がある方に伺います。退職時に苦労やトラブルはありましたか?
【図2】退職時に苦労やトラブルがあった方に伺います。どのようなことがありましたか?※複数回答可
「会社・上司からの引きとめ」を選んだ方のコメント
◯退職の意思を伝えても、人手不足を理由に引きとめられたり、話題を変えられて次年度も働くように強要された。強固な意思を持って退職の意思表示はしなければならない。(23歳)
◯辞めたいと言ってから異動でなんとか辞めないようにと止められ、何人もの上司と面談をしましたが、辞める決意が固いと伝え続け、なんとか辞めることができました。(24歳)
◯外資の厳しい環境で就業している際、いつ辞めてもらっても構わないと言っていた上司が、実際に退職の話をした途端に、自己保身のため数か月後まで辞められては困ると言われた。(38歳)
「退職時期のすり合わせ」を選んだ方のコメント
◯すぐ辞めたいところを繁忙期が終わるまでは働こうと譲歩したつもりだったが、入る予定もない次の新入社員を待って育ててからにしてほしいと言われ、説得に苦労した。(27歳)
◯職場の仕事の状態を見ながら、退職の意思を伝える機会を探りました。次の職場の意向も汲むと退職時期を決めるのが大変でした。(43歳)
「担当業務の引継ぎ」を選んだ方のコメント
◯リーダーを任されていた業務について、全員経験が浅く引き継げる人がいなくてかなり悩んだ。(31歳)
◯時短勤務の人への引き継ぎ。業務の都合上、残業してもらって引き継がないと後任の人が困ると上司に伝えたが取り合ってもらえず、案の定退職後に電話がかかってくる始末。(37歳)
「有給休暇の消化など福利厚生が使えない」を選んだ方のコメント
◯私の代わりに入社した方が1ヶ月で辞め、次に採用した方の覚えが悪かった。そのため、引継ぎに時間がかかり、空気的にも有給休暇がとりづらく辛かった。(26歳)
◯退職の意向を伝えた後の会社の動きが遅く、退職に向けての具体的な話自体も遅れ、有給休暇を残さざるを得なかった。(33歳)
転職経験有無に関わらず、全回答者に「円満退職のために、一番大切だと思うことは何ですか?」と伺ったところ、もっとも多かった回答は「早めに退職の意向を伝えること」(28%)でした。「退職した後に負担を負うのは職場の方々なので、早めに伝えることで職場環境に差し支えがでないようにすることが大切だと思います」(25歳)、「早めに申し出ることで、会社側でも後任を探したり、対処がしやすくなると考えるので」(35歳)など、退職する企業や周囲の社員への負担軽減を考えた行動が、円満退職に繋がることが分かりました。
【図3】円満退職のために、一番大切だと思うことは何ですか?
気持ちよく送り出せた退職者の特徴を伺ったところ、もっとも多かった回答は「最後まで責任をもって仕事に取り組んでくれた」(64%)でした。「退職すると決まった途端、仕事が疎かになる人がいますが、自分の仕事には責任をもって最後まで仕事に取り組んでくれる人はとっても好印象です」(26歳)、「共に営業同行をしていた社員から、退職の意向を聞かされたましたが、辞めるとは到底思えない仕事ぶりだった。『辞めるからといって無責任な仕事はしたくないから』と、最後まで自身に任された仕事を責任を持ってやっている姿には感銘を受けました」(32歳)といった声が寄せられました。
一方、困った退職者の特徴をうかがったところ、もっとも多かった回答は「退職が決まった途端、やる気がなくなった」(45%)でした。「今までトップレベルの営業だったが、売上を全く上げなくなった。大口顧客を担当していただけに、かなり厳しい状況になった」(25歳)、「転職先が決まると、心ここにあらずという雰囲気で、明らかにやる気が感じられなかったり、引き継ぎの期間も満足にもうけず有給消化をして辞められた方がいた」(29歳)といった声が寄せられました。
【図4】気持ちよく送り出せた退職者について当てはまることは何ですか? ※複数回答可
【図5】困った退職者について当てはまることは何ですか? ※複数回答可
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『エンウィメンズワーク』 ( https://women.en-japan.com/ )を利用するユーザー
■有効回答数:20代~40代の女性503名
■調査期間: 2017年11月21日 ~ 12月20日
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▼プレスリリース ダウンロード 20180125_ウィメン(退職)
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