「入社後のギャップと満足度」実態調査2018 転職者の4人に1人は入社後のギャップを実感。
入社後のギャップ低減にはポジティブ・ネガティブ両面の情報や
入社しないとわからない情報の提供が重要。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、転職者の入社後の満足度、就業に関する状況を明らかにするために、直近3年以内に「転職サイト」または「転職エージェント」を利用して正社員として転職し、現在もその転職先で就業している転職経験者を対象に調査を実施いたしました。調査結果がまとまりましたのでご報告いたします。
【入社前イメージとの期待ギャップ】
【期待ギャップが生じる要因と影響度】
【入社企業に対する意識(期待ギャップ別)】
【転職サービスの満足点】
■調査目的:若手転職者の入社前イメージとのギャップと入社後の満足度、定着・貢献度の関係を明らかにする。
■調査対象:20-39歳の男女
– 直近3年以内に「転職サイト」または「転職エージェント」を利用して正社員として転職した方。
– 転職後、現在もその転職先で就業している方。
■調査地域:全国
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査時期:2018年1月22日(月)~1月29日(月)
■有効回答数:1,011名
■調査実施機関:株式会社マクロミル
転職者の4人に1人は入社後にギャップを感じている。
転職サイト、または転職エージェントを利用した転職者に、入社前の期待に比べ入社後どのように感じたかを伺いました。「期待を大きく下回る」(6.4%)、「期待をやや下回る」(16.9%)と回答した方の合計は23.3%と、4人に1人が入社後にギャップを感じていることがわかりました。
■入社前イメージとの期待値ギャップ
入社後のギャップに大きな影響を及ぼすのは、「昇給・賞与」「給与・年収」「社員のクオリティ」。
「各項目の期待合致度」と「総合期待ギャップへの影響度」の相関をみると、「期待合致度」が低く「期待ギャップへの影響度が大きい」とされている項目は、「昇給・賞与(ボーナス)」「社員のクオリティ」「給与・年収」でした。この3項目が、入社後の期待や意欲を大きく下げる要因になっています。
■期待ギャップポートフォリオ
入社前の期待を下回るほど、転職満足度、充実度、継続意向、貢献度は下がる。
期待ギャップ別に入社企業に対する意識をみると、期待を下回るほど「転職満足度」、「充実度」、「(入社した企業での)継続意向」、「貢献度」は低くなりました。特に「転職満足度」と「継続意向」では、「満足」「継続意向あり」と回答した方は1割未満に留まっています。
■入社した企業への満足度 ※期待度別
■入社充実度 ※期待度別
■入社企業継続意向 ※期待度別
■入社企業貢献度 ※期待度別
期待ギャップの低減には、ポジティブ・ネガティブ両面の情報や入社しないとわからない情報の提供が重要。
転職が決定したサービスに対する満足度について、期待ギャップの低い層(ギャップ小=期待を大きく上回る+やや上回る+期待通り)と高い層(ギャップ大=期待を大きく下回る+やや下回る)の差分でみたところ、ギャップが大きかった項目は「求人情報が信頼できる」(差分:23.9)「求人にいいところも悪いところも反映されている」(23.7) 、「入社しないとわかりにくい情報が掲載されている」(21.6)、「口コミが掲載されている」(21)でした。期待ギャップの低減には、企業の実態を把握できるような情報の提供が重要と言えます。
■転職が決定したサービスに対する満足点 ※期待ギャップの低い層と高い層の差分
▼プレスリリース ダウンロード 20180530_入社後の活躍度調査
エン・ジャパン株式会社
広報担当:森本、大原、松田、清水
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