8,000名の正社員に聞く「月給」実態調査
今年に入って月給が上がった方は46%。
ベースアップを理由に月給が上がった方は23%。
―『エン転職』ユーザーアンケート調査 結果発表―
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する「入社後」までを見据えた総合求人・転職支援サービス『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )上で、ユーザーを対象に「月給」についてアンケートを実施し8,349名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
★ 2018年に「月給が上がった」方は46%。そのうち、ベースアップで月給が上がったのは23%。月給の上昇額は「1001~3000円」が最多。
★ ベースアップの実施率が平均以上の業種はサービス系、メーカー、コンサルティング・士業。
★ 月給の上昇により、モチベーションが上がった方は22%。モチベーションが上がらない要因は、元の給与の低さや昇給額の小ささ。
「今年に入って、月給は上がりましたか?(※月給=残業代を除いた、月の給与の支給額)」と質問をすると、46%の方が「上がった」と回答しました。
上がった理由について伺うと、もっとも多かったのは「定期昇給」(60%)。安倍政権が5年連続で要請している「ベースアップ」で月給が上がった方は23%でしたが、昨年(17%)に比べ増加しています。上昇額は「1001~3000円」(29%)が最多、次いで「3001~5000円」(20%)でした。
【図1】今年に入って、月給は上がりましたか?(※月給=残業代を除いた、月の給与の支給額)
【図2】図1で「月給が上がった」と解答した方に伺います。月給が上がった理由を教えてください。(複数回答可)
【図3】図1で「月給が上がった」と解答した方に伺います。上がった月給の額を教えてください。
全回答者8,349名中、「今年に入ってからベースアップで月給が上がった」と回答したのは884名。全回答者の11%が今年ベースアップで月給が上がったことになります。
その方たちが在籍する企業を業種・規模別に見てみると、全体の平均値(11%)よりもベースアップの実施率が高い業種は「サービス(飲食・人材・教育など)」(17%)、「メーカー(機械・電気・電子など)」(14%)、「コンサルティング・士業」(13%)、「メーカー(素材・食品・医薬品など)」(12%)でした。企業規模では「1001名~」(14%)と規模が大きいほうが実施率が高いようです。
【図4】ベースアップ実施率:業種別
【図5】ベースアップ実施率:企業規模別
今年に入ってから月給が上がった方に「月給が上がったことにより、モチベーションは上がりましたか?」と伺ったところ、「上がった」が22%、「上がらない」が46%、「どちらとも言えない」が33%という結果になりました。
「モチベーションが上がらない、どちらとも言えない」と回答した方にその理由を質問すると、第1位は「元々の月給に満足をしていないため」(56%)、第2位は「昇給額が少なかったため」(38%)となりました。一方「モチベーションが上がった」と回答した方にその理由を質問すると、第1位は「自分が使えるお金が増えたため」(50%)、第2位は「会社から評価されていると感じたため」(46%)でした。それぞれのコメントもご紹介します。
【図6】図1で「月給が上がった」と解答した方に伺います。月給が上がったことにより、モチベーションは上がりましたか?
【図7】図6で「モチベーションが上がらない」「どちらとも言えない」と解答した方に伺います。その理由を教えてください。
モチベーションが上がらない・どちらとも言えないと回答した方のコメント
◯月給以外の待遇に不満を持っているため。(24歳女性)
◯昇給額が少ないため手取りに反映されるレベルではない。(26歳男性)
◯仕事量が多すぎて給料に見合っていない。(30歳女性)
◯会社からの評価に納得がいかないため。(33歳男性)
◯残業代を減らすために昇格させられたから。(37歳女性)
◯少し昇給したところで税金も上がったので手取りはわずかしか増えない。(38歳男性)
◯給料が増えた分、仕事の責任が重くなる。(42歳女性)
【図8】図6で「モチベーションが上がった」と解答した方に伺います。その理由を教えてください。
モチベーションが上がったと回答した方のコメント
◯上司から「あなたに期待しているから昇格させる」と言ってもらえた。(25歳女性)
◯リーダー職になり、2万円ほど一気にベースアップになった。会社から必要とされている感覚が強く持てるようになった。(26歳女性)
◯5年連続で昨対比を更新し給与を上げてもらったことが、大きな自信につながった。(30歳男性)
◯会社からの評価が最高ランクであった。「上司から言われる」より、客観的数字による評価の証拠を見て初めて「社内の評価」を信用した。(33歳男性)
◯昇格して業務量は増えたが、会社の状況や他の会社と比較して考えることができるようになり視座があがった。(40歳男性)
◯時短勤務ではあるが、やるべきことをきちんとやれば正当な評価を得られる会社であることがわかった。(41歳女性)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間: 2018年4月25日~5月28日
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )利用者
■有効回答数:正社員8,349名
会員数600万人超。日本最大級の総合転職支援サービスです。求人企業1社1社をエンの担当者が訪問し、会社や仕事の魅力を徹底取材。取材記事に加え、現社員や元社員のクチコミ、企業担当者のコメントなど、多面的な情報提供により、ミスマッチのない転職を支援します。
▼プレスリリース ダウンロード 20180718_エン転職(月給)
エン・ジャパン株式会社
広報担当:大原、松田、清水
TEL:03-3342-6590 FAX:03-3342-4507
E-mail:en-press@en-japan.com