転職コンサルタント100人に聞いた!
「退職時の引きとめ」実態調査
―「ミドルの転職」転職コンサルタントアンケート― 5割のコンサルタントが、「2人に1人のミドルが退職時に引きとめにあう」と回答。
引きとめにより転職を思いとどまるケースは、「3割未満」。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「引きとめ」についてアンケートを行ない、139名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
★ 5割のコンサルタントが、「2人に1人のミドルが退職時に引きとめにあう」と回答。
★ 引きとめにあう確率が高いのは、「後任が不在の場合」。引きとめの手段、第1位は「時期の引き延ばし」。引きとめで転職を思いとどまるケースは、「3割未満」。
★ 4割の転職コンサルタントが「悪質な引きとめ(ハラスメント)に遭遇したことがある」と回答。
転職支援のプロである転職コンサルタントに「退職時、どのくらいのミドルが引きとめにあいますか?」と伺ったところ、45%が「5割以上」と回答しました。半数のコンサルタントが、「2人に1人のミドルが退職時に引きとめにあう」と回答しています。
【図1】退職時、どのくらいのミドルが引きとめにあいますか?
「引きとめにあう確率が高いのは、どのような場合ですか?」と伺ったところ、最も多かったのは「後任が不在の場合」(58%)でした。次いで「進捗中のプロジェクトに関わっている人物の場合」(49%)が続きます。引きとめの手段を伺うと、トップ3は「後任が見つかるまでなど、時期の引き延ばし」(59%)、「年収アップが提示される」(55%)、「経営層や上司などからの期待や説得」(45%)でした。「引きとめられて、どのくらいのミドルが転職を思いとどまりますか?」と伺ったところ、8割のコンサルタントが、「3割未満」と回答しました。
【図2】引きとめにあう確率が高いのは、どのような場合ですか?(複数回答可)
【図3】引きとめの手段として、よくあるものを教えてください。(複数回答可)
【図4】引きとめられて、どのくらいのミドルが転職を思いとどまりますか?
「悪質な引きとめ(ハラスメント)に遭遇したことはありますか?」と伺ったところ、40%の転職コンサルタントが「ある」と回答しました。実際にあった悪質な引きとめを伺うと、トップ3は「退職届を受け取らないなど手続きを進めない」(67%)、「退職時期を度々延長させられる」(61%)、「上司や上位役職者による恫喝」(45%)でした。転職コンサルタントに聞いた、悪質な引きとめに対する対処法もご紹介します。
【図5】悪質な引きとめ(ハラスメント)に遭遇したことはありますか?
【図6】「悪質な引きとめ(ハラスメント)に遭遇したことがある」と回答した方に伺います。どのような引きとめでしたか?
悪質な引きとめに対する対処法
○人事に直接、退職届を持参する。
○どんなことを言われても、「次の企業が決まっており、サインを済ませているので応じられない」ときっぱりと伝える。
○確固たる姿勢で粘り強く交渉を継続すること。しかし対応が悪質な場合は、労働局への相談なども辞さない姿勢を見せる。
○退職届を意図的に受理しない場合、明らかに職業選択の自由を侵していると考えられるので、弁護士や社労士へ相談し、見解を人事部に書面で伝える。
○実例として、退職届を破棄され、内容証明を取った簡易書留で、再度退職届を郵送するも、受け取り拒否をされた方がいました。その後、労働監督署に相談し、やっと退職を承諾されました。悪質な場合は、速やかに公的機関に相談するべき。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「ミドルの転職」( https://mid-tenshoku.com/ )を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:139名
■調査期間:2018年11月2日 ~ 11月14日
経験やテクニカルスキルに加え、よりヒューマンスキルを重視したマッチングが求められる30代・40代の転職を、国内最大級5万件以上のミドル向け求人と、オンラインビデオ面談機能などを搭載した機能的な管理画面でサポートします。転職活動自体の生産性を向上させることで、心的・物理的な負荷を軽減。再就職の決定までに時間がかかりがちなミドル層の転職を、より円滑なものとなるよう支援します。
▼プレスリリース ダウンロード 20181128_ミドル(引きとめについて)
エン・ジャパン株式会社
広報担当:大原、松田、清水
TEL:03-3342-6590 FAX:03-3342-4507
E-mail:en-press@en-japan.com