ミドルに聞く「定年延長」意識調査
―「ミドルの転職」ユーザーアンケート― 高年齢者雇用安定法の改正が検討される中、「定年延長」に8割が賛成。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社（本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二）が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」（ https://mid-tenshoku.com/ ）上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「定年延長」についてアンケートを行ない、970名から回答を得ました。
★ 8割が定年延長に「賛成」。半数が70歳までの定年延長を「妥当」と回答。
★ 定年延長のメリットは「定期収入を得られる期間が延びる」、デメリットは「年金減額の可能性」。
★ 7割が「定年延長はキャリアプランを見直すきっかけになる」と回答。大半が別企業への転職を検討。
高年齢者雇用安定法の改正により、雇用継続年齢が65歳から70歳へ引き上げられる可能性があります。「定年延長に賛成ですか？」と伺ったところ、83％が「賛成」と回答しました。
定年延長の年齢が“70歳”は妥当か伺うと、「妥当だと思う」が48％と半数を占めています。一方、「延長しすぎだと思う」（43％）と回答した方に理由を伺うと、「世代交代が進まないと思う」（32歳男性）、「体力や健康面で、働き続けているイメージがない」（44歳女性）、「働いているうちは年金がもらえなかったり減額されたり、給与もこれまでと同じ額はもらえないと思うと、不安」（55歳男性）という声が寄せられました。年代別に見ると、50代は「延長しすぎだと思う」（50％）が「妥当だと思う」（41％）を上回りました。
【図1】定年延長に賛成ですか？
【図2】定年延長の年齢が“70歳”というのは妥当だと思いますか？
定年が延長された際のメリットを伺ったところ、「定期収入を得られる期間が延びる」（71％）が最多でした。年代別に見ると、30代は「時間を持て余すことがなくなる」（43％）、40代は「社会参加を継続できる」（61％）、50代は「経験やスキルをさらに伸ばせる」（32％）が他の年代よりも目立ちました。
一方、デメリットを伺うと、「年金減額の可能性」（44％）が最多でした。
【図3】定年が延長された際のメリットは何だと思いますか？（複数回答可）
【図4】定年が延長された際のデメリットは何だと思いますか？（複数回答可）
「定年延長はキャリアプランを見直すきっかけになりますか？」と伺ったところ、67％が「はい」と回答しました。年代が上がるほど、肯定的な回答が増えます。具体的にどのような見直しを検討しているかを伺うと、回答が多かったのは、「これまでの経験が活かせる別企業への転職を検討する」（49％）、「新しい経験が積める別企業への転職を検討する」（37％）でした。現職に留まらず、別企業への転職に前向きな声が多いことが見受けられます。年代別に見ると、特に50代は、別企業への転職を検討しているようです。
【図5】定年延長はキャリアプランを見直すきっかけになりますか？
【図6】「定年延長はキャリアプランを見直すきっかけになる」と回答された方にお聞きします。どのような見直しを検討されますか？（複数選択可）
【調査概要】
■調査方法：インターネットによるアンケート
■調査対象：「ミドルの転職」（ https://mid-tenshoku.com/ ）を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数：970名
■調査期間：2018年11月30日 ～ 12月27日
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▼プレスリリース ダウンロード 20190118_ミドル（定年延長）
エン・ジャパン株式会社
広報担当：大原、松田、清水
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