ミドル2000人に聞く「残業時間」実態調査
―『ミドルの転職』ユーザーアンケート―
5割が「自社の残業時間に変化がない」と回答。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )上で、サイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に「残業時間」についてアンケートを行ない、2,113名から回答を得ました。
★ 自社の残業時間の増減傾向、5割が「変わらない」と回答。残業時間が減少傾向の業種は「金融」、「IT・インターネット・ゲーム」、「広告・出版・マスコミ」。増加傾向は「メディカル」、「流通・小売・サービス」、「物流・運輸」。
★ 残業時間の増加理由は「社員の退職・異動」、減少理由は「残業規制による強制的な退社」が最多。
★ 3割が「月間40時間以上残業をしている」と回答。
★ 7割が残業規制や撤廃に賛成。賛成の理由トップ3は「自分の時間ができる」「業務効率が上がる」「周囲を気にせず退社できる」。「サービス残業を助長する」「残業代がなくなり収入減になる」といった反対の声も。
「残業時間は増加傾向ですか?減少傾向ですか?」と伺うと、「変わらない」が47%と半数を占めました。
「減少傾向」(27%) と「増加傾向」(26%)はほぼ同率となっています。残業時間が減少傾向の業種トップ3は「金融」(39%)、「IT・インターネット・ゲーム」(35%)、「広告・出版・マスコミ」(31%)でした。一方、増加傾向は「メディカル」(33%)、「流通・小売・サービス」(33%)、「物流・運輸」(32%)でした。
【図1】現在(または直近)の残業時間は増加傾向ですか?減少傾向ですか?
【図2】現在(または直近)の残業時間は増加傾向ですか?減少傾向ですか?(業種別)
残業時間の傾向について、具体的な理由を伺いました。「(残業時間が)増加傾向」と回答した方は「社員の減少(退職・異動)」(57%)、「(残業時間が)減少傾向」と回答した方は「残業規制による強制的な退社」(50%)が最多でした。
【図3】「(残業時間が)増加傾向」と回答された方に伺います。理由を教えてください。(複数回答可)
【図4】「(残業時間が)減少傾向」と回答された方に伺います。理由を教えてください。(複数回答可)
「1ヶ月の残業時間はどれくらいですか?」と伺うと、3割が「40時間以上」(40時間以上~60時間未満:16%、60時間以上~80時間未満:8%、80時間以上:7%)と回答しました。
「働く時間が長い(長時間労働をしている)と感じますか?」と伺うと、43%が「感じる」と回答。業種別にみると、「流通・小売・サービス」(53%)、「コンサルティング」(50%)、「建設・不動産」(47%)が多く回答されています。
【図5】現在(または直近)の1ヶ月の残業時間はどれくらいですか?
【図6】現在(または直近)の働く時間が長い(長時間労働をしている)と感じますか?
働き方改革関連法案の成立によって、より厳格化する残業規制。2019年4月から、順次企業へ「残業時間の上限規制」が義務付けられていきます。
「残業規制や残業撤廃に賛成ですか?」と伺うと、70%が「賛成」と回答しました。理由を伺うと、トップ3は「趣味など自分のための時間を持つことができる」(60%)、「規制があることで業務効率が上がる」(57%)、「周りに遠慮せず帰れる風土になる」(54%)でした。
一方、「反対」(30%)と回答した方にも理由を伺うと、「自宅への業務の持ち帰りやサービス残業を助長する」(55%)、「残業代がなくなり収入が減る」(46%)が上位でした。「その他」(17%)では、「自分がやりたくて残業をしているから」、「成長しなければならないステージの企業には規制はそぐわないと思う」というコメントが寄せられました。
【図7】残業規制や残業撤廃に賛成ですか?反対ですか?
【図8】「残業規制や残業撤廃に賛成」と回答した方に伺います。理由を教えてください。(複数回答可)
【図9】「残業規制や残業撤廃に反対」と回答した方に伺います。理由を教えてください。(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』( https://mid-tenshoku.com/ )を利用する35歳以上のユーザー
■有効回答数:2,113名
■調査期間:2019年3月1日~3月31日
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▼プレスリリース ダウンロード 20190416_ミドル(残業時間)
エン・ジャパン株式会社
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