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1万人が回答!「副業」実態調査
―『エン転職』ユーザーアンケート― 41%が副業を希望する一方、勤務先の副業容認度は23%に留まる。
副業で不安なこと、トップ3は「手続きが面倒」
「本業への支障」「過重労働による体調不良」 。

2019/08/22

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の総合転職支援サービス『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )上で、ユーザーを対象に「副業」についてアンケートを実施し、10,207名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

※本調査での「副業」とは、週末起業やアルバイト、アンケートモニターなど「本業以外に収入を得る手段・仕事のすべて」を指す。副業は「働き方改革」の一環で、企業側の容認を政府が推進している。少子高齢化に伴う労働力不足の補完と、働き手の収入増やスキルアップによる生産性向上が目的とされている。

 

調査結果 概要

★ 41%が副業を希望。仕事満足度が高い方ほど、副業希望率も高い傾向。勤務先の副業容認度は23%に留まる

★ 副業の希望理由、「収入を増やしたい」が最多。仕事満足度が高い方は「キャリアを広げたい」仕事満足度が低い方は「スキルアップを図りたい」「趣味・生きがいを見つけたい」と回答する傾向。

★ 副業を経験してよかったこと、「副収入が得られた」が最多。仕事満足度が高い方ほど、「やりたい仕事ができた」と回答。

★ 副業不安なこと、トップ3は「手続きが面倒」「本業への支障」「過重労働による体調不良」。

 

 

調査結果 詳細

141%が副業を希望。仕事満足度が高い方ほど、副業希望率も高い傾向勤務先の副業容認度は23%に留まる(図12

「現在、副業を希望していますか?」と伺ったところ、41%が「希望している」(希望している:18%、どちらかといえば希望している:23%)と回答しました。また、「仕事満足度が高い」方のうち、副業希望者は53%(同24%、29%)。一方で、「仕事満足度が低い」と答えた方は37% (同17%、20%)と、16ポイントの差が出ました。

「現在就業している会社で、副業は認められていますか?」と伺うと、23%が「認められている」と回答。副業が促進される中、企業側の環境整備が追いついておらず、浸透していないのが実態のようです。

 

1】現在、副業を希望していますか?

 

 

2】現在就業している会社で、副業は認められていますか?

 

 

2副業の希望理由、「収入を増やしたい」が最多。仕事満足度が高い方は「キャリアを広げたい」、仕事満足度が低い方は「スキルアップを図りたい」「趣味・生きがいを見つけたい」と回答する傾向。(図3

副業希望者に、希望する理由を伺ったところ、仕事満足度に関わらず「収入を増やしたい」(88%)が最多でした。

仕事満足度が高い方は「知見・視野を広げたい」(25%)、「キャリアを広げたい」(25%)、仕事満足度が低い方は「知見・視野を広げたい」(22%)に加え、「スキルアップを図りたい」(22%)、「趣味・生きがいを見つけたい」(22%)という回答が目立ちました。

 

3「副業を希望している」または「副業をどちらかといえば希望している」と回答した方に伺います。副業を希望する理由を教えてください。(複数選択可)

 

3:副業を経験してよかったこと、「副収入が得られた」が最多。仕事満足度が高い方ほど、「やりたい仕事ができた」と回答。(図45

副業経験の有無を伺ったところ、32%が「経験がある」と回答しました。副業経験がある方に、経験してよかったことを伺うと、第1位は「副収入が得られた」(79%)でした。「本業とは別の賃金が増えることで、生活に少し余裕を持たせることができました」(23歳男性)、「給料が厳しい時に、副業で乗り切ることができた」(31歳男性)など、収入源として満足している声が多くあがりました。

第2位は「人間関係が広がった」(28%)でした。 「出会えた人との人間関係は今でも続いているので、やってよかったと思いました」(28歳女性)、「副業で出会えた方が、本業のお客になってくれた」(46歳男性)など、本業だけでは得られなかった人脈形成に満足している方が多いようです。

第3位は「知見・視野が広がった」(24%)でした。「老若男女問わないコミュニケーション術を実際に学べ、その後の営業経験にも活かせた」(27歳女性)、「人と話すことが増え、関わりが増えた分、自分の知らない世界を知ることができた」(37歳女性)など、副業により多様な人と触れ合う機会が増え、得られるものも多いようです。

仕事満足度の高低別に比較したところ、10ポイント以上差が開いた項目は、 「やりたい仕事ができた」 (仕事満足度が高い:20%、仕事満足度が低い:9%)、5ポイント以上差が開いた項目は、「知見・視野が広がった」(同30%、22%)、「新しいスキルが身についた」(同27%、18%)、「新しいキャリア形成につながった」(同16%、8%)、「本業への取り組み方が変わった」(同13%、6% )でした。

 

4副業の経験ありますか

 

 

5「副業経験がある」と回答した方に伺います。副業を経験してよかったことを教えてください。(複数選択可)

 

 

4:副業で不安なこと、トップ3は「手続きが面倒」「本業への支障」「過重労働による体調不良」。(6

副業経験の無い方に、副業の不安を伺ったところ、トップ3は「手続きや税金の処理が面倒」(52%)、「本業に支障が出そう」(46%)、「過重労働で体調を崩しそう」(41%)でした。具体的なコメントもあわせて紹介します。

 

6】 「副業経験がなと回答した方に伺います副業をする上で、不安に感じる点があれば教えてください。(複数回答可)

 

 

副業をする上で、不安に感じること

手続きや税金の処理が面倒」と回答

・アルバイトを2つ掛け持ちしており、確定申告が大変だった。(25歳男性)

・副業で得た金額の税金処理など、お金の知識がないため、難しそうなイメージがある。(33歳女性)

 

本業に支障が出そう」と回答

・本業をしている際に副業に関しての連絡が来て、気になって仕方がない。(27歳男性)

・副業でWEBライターをしており、帰宅後に1~2時間とって記事を書くというスケジュールが続きました。

慣れないうちは倍の時間がかかり、睡眠不足や疲労により、本業で寝坊しました。(31歳女性)

 

過重労働で体調を崩しそう」と回答

・副業で飲食をやっていましたが、年末年始や連休は繁忙期。本業の後に明け方まで働いたときは、倒れる

かと思った。(26歳女性)

・本業・副業とも体を動かす仕事だったため、2年くらいたってから体調崩した。半年以上入院して、どちら

の仕事も辞めることになりました。(36歳男性)

 

 

 調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2019年6月26日 ~ 7月28日
■調査対象:『エン転職』( https://employment.en-japan.com/ )を利用するユーザー
■有効回答数:10,207名

 

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▼プレスリリース ダウンロード 20190822_エン転職(副業)

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