エン・ジャパン、「エン・グローバルベンチャーズ」を設立
海外ベンチャー投資を本格化 ーシンセン(中国)、シリコンバレー(米国)を中心に投資枠100億を設定ー
人材採用・入社後活躍支援のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二、以下 当社)はこのたび、中国、米国のベンチャー企業を対象に100億円の投資枠を新たに設定しました。また、社長直轄である社長室内に国内外ベンチャー投資を推進する組織「エン・グローバルベンチャーズ」を設立します。これにより日本および当社が展開するベトナム・インド市場への進出が期待できる中国、米国のベンチャー企業、特にHRテック企業との連携、事業創出を加速します。
HRテックは今、世界中で目覚ましい成長を遂げています。米国を中心に、中国、インドといった国々で、ここ10年の間に様々なサービスが生まれており、米調査会社MarketsandMarkets社によれば2019年には世界市場規模は167億ドルで、その後年平均9.7%で成長し、2024年には265億ドルに達すると予測されています。当社は、2018年にシリコンバレーのVCにLP出資以来、HRテック企業のソーシング活動の準備を図ってきました。近年シンセンでもシリコンバレーに劣らずHRテック企業の数が増加しつつあることから、当社においても米国に加えて中国でもHR系のベンチャー企業への投資活動開始を検討しておりました。
今回の投資枠の設定により、シンセン、シリコンバレーのHRテック企業に対して機動的に出資することが可能となります。先端技術や斬新な発想力、チャレンジ精神を持ち、スピード経営を実践する中国、米国のベンチャー企業への出資、協業により、従来のビジネスを破壊するような新たなサービス、ビジネスモデルの創出をめざします。
新設する「エン・グローバルベンチャーズ」は、出資先の候補となるベンチャー企業のソーシングや、出資の実行・モニタリング、シナジーを活かした協業など、ベンチャー企業への出資や支援に関わるベンチャーキャピタル活動全般の役割を担います。当チームはソフトバンクグループ、A.T.カーニー出身の緒方健介氏(社長室室長兼務)を中心に、日本人のみならず、中国人、米国人等の多国籍メンバーで組成され、グローバルにベンチャー投資を推進してまいります。
併せてシンセン在住の中国トップクラスの投資銀行であるChina Renaissance出身のベンチャーキャピタリスト那小川氏及び、シリコンバレーを中心に活躍するベンチャーキャピタリストであるDNX Venturesインダストリーパートナー山本康正氏を、当社の顧問に迎えます。
那氏と山本氏は、中国とアメリカでのベンチャー投資に関する知見と広範なネットワークを持ち、長年の投資経験を活かすことにより、当社の海外ベンチャー投資における強力なアドバイザーになっていただけると考えております。
当社は、著しく伸長する中国及び米国市場をはじめとするグローバル市場での持続的な成長をより確実なものとし、当社が掲げる「入社後活躍」の実現を目指していきます。
<山本康正氏 経歴>
・東京大学修士号取得後、米ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得
・卒業後グーグルに入社し、フィンテックや人工知能(AI)などで日本企業のデジタル活用を推進
・現在シリコンバレー在住、DNX Venturesのインダストリーパートナーとして活躍
<那小川氏 経歴>
・東京大学 情報理工学研究科修士
・ローランド・ベルガーコンサルタント
・DeNA China戦略アナリスト
・中国トップクラスの投資銀行China Renaissance投資ディレクター、テック領域をカバー
・自動運転の会社Roadstar.ai戦略責任者
・現在中国シンセン在住、Trans Capitalを創業
▼プレスリリース ダウンロード 20201225_エン・ジャパン(エン・グローバルベンチャーズ設立)
エン・ジャパン株式会社
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