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転職コンサルタント200人に聞いた!
「ミドル世代のUターン・Iターン転職」調査
ー『ミドルの転職』転職コンサルタントアンケートー 3割以上が「ミドル人材対象の地方の求人が増加」と回答。
地方への転職、注意すべきポイントは「年収の変化」「家庭内でのすり合わせ」。

2021/05/28

人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「ミドル世代のUターン・Iターン転職」についてアンケートを行ない、200名から回答を得ました。

調査結果 概要

★ 3割以上が「コロナ禍以前と比べ、ミドル人材対象の地方の求人が増加している」と回答。増加の理由トップは「テレワークの普及により都市に住む人材の採用が可能になったため」。

★ 増加していると感じるポジション、トップは「課長クラス」。職種では「技術系(ITWeb・通信系)」「営業系」が上位。

★ 56%が「コロナ禍以前と比べ、地方への転職を希望するミドル人材が増加している」と回答。

★ ミドル人材が地方に転職する際に気を付けるべきポイント、上位は「年収が下がるかもしれないこと」「家庭内でのすり合わせ」。

調査結果 詳細

1:3割以上が「コロナ禍以前と比べ、ミドル人材対象の地方の求人が増加している」と回答。増加の理由トップは「テレワークの普及により都市に住む人材の採用が可能になったため」。(図1、図2

「コロナ禍以前と比較して、ミドル人材を対象とした地方の求人数は変化していると感じますか?」と伺ったところ、32%が「増えていると感じる」(増えていると感じる:7%、どちらかと言えば増えていると感じる:25%)と回答しました。

1】コロナ禍以前と比較して、ミドル人材を対象とした地方の求人数は変化していると感じますか?

 

「コロナ禍以前と比べ、ミドル人材を対象とした地方の求人が増えている」と回答した方(※)に理由を伺うと、トップは「テレワークの普及により都市に住む人材の採用が可能になったため」(56%)でした。地方の企業や、地方拠点での採用ターゲットが広がっていることがうかがえます。

(※:図1で「増えていると感じる」「どちらかと言えば増えていると感じる」と回答した方)

2】コロナ禍以前と比べ、ミドル人材を対象とした地方の求人が増えている」と回答した方に伺います。なぜ増えていると思いますか?(複数回答可)

 

2:増加していると感じるポジション、トップは「課長クラス」。職種では「技術系(ITWeb・通信系」「営業系」が上位。(図3、図4

「コロナ禍以前と比べ、ミドル人材を対象とした地方の求人が増えている」と回答した方(同上)に、特に増えていると感じるポジションを伺いました。トップ3は「課長クラス」(50%)、「主任・係長クラス」(44%)、「役職なしのスペシャリスト」(41%)でした。増えていると感じる職種についても伺ったところ、上位は「技術系(IT・Web・通信系)」(38%)と「営業系」(36%)でした。

3】コロナ禍以前と比べ、ミドル人材を対象とした地方の求人が増えている」と回答した方に伺います。特にどのポジションで増えていると感じますか?(複数回答可)

 

4】コロナ禍以前と比べ、ミドル人材を対象とした地方の求人が増えている」と回答した方に伺います。特にどの職種で増えていると感じますか?(複数回答可)

 

356%が「コロナ禍以前と比べ、地方への転職を希望するミドル人材が増加している」と回答。(図5

コロナ禍以前と比べて、Uターン・Iターンなど地方への転職を希望するミドル人材の数が変化していると感じるか伺ったところ、56%が「増えていると感じる」(増えていると感じる:11%、どちらかと言えば増えていると感じる:45%)と回答しました。具体的な理由もあわせて紹介します。

5】コロナ禍以前と比べ、Uターン・Iターンなど地方への転職を希望するミドル人材の数は変化していると感じますか?

 

「増えている」「どちらかと言えば増えている」と感じる理由
・テレワークの利用が進んできたため。また、新型コロナウイルスの感染対策を考えると、地方のほうが安全で住みやすそうだと思われているため。
・テレワークなどで、地方にいながら都市圏本社に勤務したいという要望が増えたため。
・親の介護などで希望する候補者がいるため。以前は非現実的で、希望があっても諦めている方が大半だったが、現実的な選択肢になっているため。
・働き方や暮らし方に多様性が生まれ、都心での勤務や居住にとらわれない考え方が定着してきたため。

「減っている」「どちらかと言えば減っている」と感じる理由
・コロナ禍において、大きな移動を望まない候補者が増えた印象を受けるため。
・テレワークが進み、転職をしなくても居住地を移せるケースが増えているため。

「変化を感じない」理由
・コロナ禍で、自身の働く環境を改めて検討する候補者は増えたが、まだ先が見えないことから慎重な動きをとる方が多いため。
・どちらかと言えば自身のキャリアを考えて都市部での転職を検討する方が多いため。
・家庭の事情や経済的な理由が多く、コロナ禍とは無関係に思えるため。

 

4:ミドル人材が地方へ転職する際に気を付けるべきポイント、上位は「年収が下がるかもしれないこと」「家庭内でのすり合わせ」。(図6

ミドル人材がUターン・Iターンなどで地方へ転職する際に、気を付けるべきポイントを伺いました。上位は「年収が下がるかもしれないことを受け入れられるか」(76%)、「家庭がある場合、家庭内で意見をすり合わせられているか」(65%)でした。ミドル人材の地方への転職の失敗例や、地方への転職を考えている方へのアドバイスも紹介します。

6】ミドル人材がUターン・Iターンなどで地方に転職する際に気を付けるべきポイントがあれば教えてください。(複数回答可)

 

ミドル人材がUターン・Iターンなどで地方に転職した際にあった失敗例
・「地方移住」が転職理由だったケースで、勤務地や待遇などの条件で転職先を決めてしまい、会社の風土にマッチせず、居心地が悪くなってしまった。
・家族がIターンになじめず、転職後2ヶ月で都内に戻って転職活動を始めた。
・家族との認識が合っていない状態で転職活動を進めてしまい、結果的に単身赴任に。生活費などの出費が増加した反面、地方への転職で年収が下がり、生活が苦しくなってしまった。
・大手企業から地方の中小企業へ、社長の参謀として転職をしたが、社長の方針とそりが合わず、早期退職となってしまった。その後の地元での転職活動では年収面の希望にあう求人がなく、都内に戻った。
・転職後しばらくしたタイミングで転勤を要望され、その土地に移住した意味がなくなってしまった。

 

Uターン・Iターンなど地方への転職を考えるミドル人材へのアドバイス
・年収のダウンや企業文化の違いなどで、思うように仕事ができないこともある点を考慮すべきだと思う。
・転職後、もし再び仕事を探すことになると、幅が狭まってしまう。その点もよく吟味してほしい。
・UターンやIターンの場合、自身のキャリアアップや希望もさることながら、家族との合意形成ができているかは最重要ポイント。その土地についての情報収集を怠らず、選考が進む前に合意を得ておくと、良い転職になる。
・ライフスタイルが大きく変わるため、業務内容だけでなく生活習慣も含めて慎重に検討すべきだと思う。
・オーナー企業が多いため、関係者にはなるべく多く会って話を聞いてほしい。

 

【調査概要】
■調査方法 :インターネットによるアンケート
■調査対象 :『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:200名
■調査期間 :2021年5月13日 ~ 2021年5月21日

ミドル世代に特化した求人情報サイトミドルの転職https://mid-tenshoku.com/

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▼プレスリリース ダウンロード 20210528_ミドルの転職(U・Iターン転職)

エン・ジャパン株式会社
広報担当:大原、清水、羽田、関、星
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