転職コンサルタント150人に聞いた!
「年収1000万円以上の転職」実態調査。
―『ミドルの転職』転職コンサルタントアンケート― 65%の転職コンサルタントが「年収1000万円以上のポジションの採用が増加」と回答。
年収1000万円以上のポジションの求人トレンドは
「IT・インターネット」「経営・経営企画・事業企画系」「大手企業」。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代に特化した求人情報サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「年収1000万円以上の転職」についてアンケートを行ない、159名から回答を得ました。
★ 65%の転職コンサルタントが「年収1000万円以上のポジションの採用が増えている」と回答。
★ 年収1000万円以上のポジションの求人トレンド、業種は「IT・インターネット」、職種は「経営・経営企画・事業企画系」、企業タイプは「大手企業」。募集背景は「既存事業の拡大」。
★ 年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する仕事の能力は「課題設定力」「ビジネスの課題解決に必要なITリテラシー」「様々な関係者を巻き込む力」。スキル以外で転職成功する人に共通する特徴は「臨機応変な対応」「明確なビジョン」「謙虚さと礼儀正しさ」。
★ 65%の転職コンサルタントが 「年収1000万円以上の求人は今後増える」と回答。
「直近、年収1000万円以上のポジションの採用は増えていますか?」と伺ったところ、65%が「増えている」(増えている:16%、どちらかと言えば増えている:49%)と回答しました。2019年に実施した同調査と比較すると「増えている」(2019年:56%)は9ポイント上昇しました。
【図1】直近、年収1000万円以上のポジションの採用は増えていますか?
【図2】直近、年収1000万円以上のポジションの採用は増えていますか?※2019年比
「年収1000万円以上のポジションの採用が増えている、どちらかといえば増えている」と回答した方に求人トレンドについて詳しく伺いました。年収1000万円以上のポジションの採用が多い業種は「IT・インターネット」(65%)、職種は「経営・経営企画・事業企画系」(71%)、企業タイプは「大手企業」(52%)でした。年収1000万円以上のポジションの募集背景として上位3つに挙げられたのは「既存事業の拡大を目指したマネジメントポジションの募集」(62%)、「既存事業の拡大を目指したスペシャリストの募集」(54%)、「新規事業の拡大に伴う経験者の採用」(41%)でした。
【図3】年収1000万円以上のポジションの採用が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した方に伺います。年収1000万円以上のポジションが増えているのはどのような業種ですか?(複数回答可)
【図4】年収1000万円以上のポジションの採用が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した方に伺います。年収1000万円以上のポジションが増えているのはどのような職種ですか?(複数回答可)
【図5】年収1000万円以上のポジションの採用が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した方に伺います。年収1000万円以上のポジションが増えているのはどのような企業タイプですか?(複数回答可)
【図6】年収1000万円以上のポジションの採用が「増えている」「どちらかといえば増えている」と回答した方に伺います。年収1000万円以上のポジションはどのような募集背景が多いですか?(複数回答可)
年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する仕事の能力を伺いました。第1位は「問題意識に基づき、課題や目標を設定する能力」(63%)、第2位は「ビジネス課題を解決するテクノロジーを活用する能力」(51%)、第3位は「立場や価値観の違う社内外の関係者同社を調整し、まとめる能力」(50%)でした。
また、スキルが企業が求める要件を満たしている前提で、年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する特徴として上位3つに挙げられたのは「臨機応変に対応できる」(57%)、「実現したい世界観がはっきりしている」(53%)、「謙虚で礼儀正しい」(51%)でした。
【図7】年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する、仕事の能力を教えてください。(複数回答可)
【図8】スキルが企業が求める要件を満たしている前提で、年収1000万円以上のポジションで転職成功する人に共通する、特徴を教えてください。(複数回答可)
「年収1000万円以上のポジションの求人は、今後増えていくと思いますか?」と伺ったところ、65%の方が「増えていく」と回答しました。「増えていく」と回答した方からは、“DXにより増加傾向にある”といったコメントが多くみられました。「増えていく」「減っていく」「変わらない」と回答した方の声や、転職を検討されている年収1000万円以上の方へのアドバイスもご紹介します。
【図9】年収1000万円以上のポジションの求人は、今後増えていくと思いますか?
「増えていく」と回答した方のコメント
・IT業界で言えば、DXによりPMやコンサル層の高年収の求人が若干増えつつあると感じるため。
・コロナが大きくワークスタイルを変え、DXの注目もあいまって企業のIT投資が増えている。ITサービスを提供する企業では案件が増えているにもかかわらず、人材不足により案件を受けられないという状況にある。優秀な人材の獲得は難しく、人事制度(報酬)を見直してでも採用を強化する動きにあるため。
・DXなど企業のデジタル化を促進するポジションのニーズは今後も増加すると感じており、そういった人材の確保は待遇面を引き上げなければ確保できない状況にあるため。
・ジョブ型雇用が増えると、能力的技術的に優れた人のニーズも増える。会社の給与規定に捉われない給与体系での採用が増えると思うから。
・コロナ前に採用できなかった人材を今のタイミングで採用することで、これまで出会えなかった層を取り込むことができるため。
・新規事業立上げやブレイクスルーさせるための適任となる人材が社内にいないケースをよく求人企業から聞くことがあるため。
「変わらない」と回答した方のコメント
・市場経済の動向、活性化する業界、衰退する業界で増減のバランスがとれているため。
・コロナ禍もあり、経済の先行きが不透明のため、求人企業の採用意欲の増減が見えてこない。
「減っていく」と回答した方のコメント
・コロナで企業が人材に対してコストダウンになると思われる。また年収が比較的に高めの外資系企業も、コロナで日本から撤退したりコストダウンの施策をされている。
・兼業・副業が今以上に広がっていくため。
転職を検討されている年収1000万円以上の方へのアドバイス
・目先の待遇にこだわり過ぎず、長い目でのキャリアアップとそれに伴う生涯年収の向上を考えたほうが良いと思います。
・キャリアアップとして年収1000万円を目指す上では、現職での年収ベースのアップが必須。まずは現職でのパフォーマンスアップを目指すべく活動されることをお勧めします。
・採用の背景について、納得するまで確認すること。経済の先行きが不透明な中で、増員を検討している訳や、欠員補充ならば、なぜ前任者が退職したのか…を見極める必要があると考えます。
・年収面だけではなく、求人企業の理念、行動指針、会社のカルチャーをよく検討し、ご自身が感銘を受けるところに入社される事が大切だと存じます。
・年収に固執すると入社後に期待とのギャップがでることが多々あります。会社規模、会社全体の給与体系などを考慮して、職務内容を優先したうえで、希望年収に無理が無いか判断してください。
・今までにない仕事や機能が益々増えていくので、やりたい仕事を狭く限定せず少しゆったりと広めに構えると、自分では想定していなかった良い仕事に就ける可能性がある。
【調査概要】
■調査方法 :インターネットによるアンケート
■調査対象 :『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:159名
■調査期間 :2021年9月15日~2021年9月22日
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▼プレスリリース ダウンロード 20210930_ミドルの転職(年収1000万円転職)
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