転職コンサルタント170人に聞いた転職市場予測
「2022年のミドルの求人動向」調査
―『ミドルの転職』転職コンサルタントアンケート― 8割のコンサルタントが「2022年は35歳以上のミドル求人が増える」と回答。
理由のトップは「景気回復の兆しが見えてきたため」、前年比15ポイント増。
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代に特化した求人情報サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「2022年のミドルの求人動向」についてアンケートを行ない、175名から回答を得ました。
★ 8割のコンサルタントが「2022年は35歳以上のミドルを対象とした求人が増加する」と回答。
★ 2022年にミドル求人が増加する理由、トップは「景気回復の兆しが見えてきたため」。2020年に実施した前回調査(2021年の予測)と比較し、15ポイント増加。
★ 増加が予想されるミドルの求人トレンド、企業タイプは「中堅・中小企業」、業種は 「IT・インターネット」、ポジションは 「課長クラス」、職種は「技術系(IT・Web・通信系)」。
★ 86%のコンサルタントが「2022年はミドル人材にとって、転職に適した年だと思う」と回答。
2022年のミドル人材を対象とした求人募集の変化について伺ったところ、80%が「増加すると思う」と回答しました。2020年11月に実施し2021年の予測を伺った前回調査と比較すると、「増加すると思う」と回答した割合は38ポイント増加しました。ミドル人材の求人動向が増加傾向にあることがうかがえます。
【図1】2022年、「35歳以上」のミドル人材を対象とした求人募集はどのように変化すると思いますか?
【図2】翌年の「35歳以上」のミドル人材を対象とした求人募集はどのように変化すると思いますか?(2020年、2021年比較)
「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に、理由を伺いました。トップは「景気回復の兆しが見えてきたため」(51%)でした。2020年に実施した前回調査では、同項目を選んだ方は36%で2位だったことと比べると、この1年で景気が回復しつつあることがうかがえます。前回調査で1位だった「業態のシフトチェンジに伴う、経験者募集が増えているため」(前回41%)は今回は31%で同率3位でした。
【図3】「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。(複数回答可・2020年、2021年比較)
「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に、どのような増加が予想されるか伺いました。企業タイプでは「中堅・中小企業」(71%) 、業種では「IT・インターネット」(62%) 、ポジションでは「課長クラス」(68%)、職種では「技術系(IT・Web・通信系)」(41%)が最多でした。
【図4】「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に伺います。ミドル人材対象の求人増加が見込まれる「企業タイプ」を教えてください。(複数回答可)
【図5】「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に伺います。ミドル人材対象の求人増加が見込まれる「業種」を教えてください。(複数回答可)
【図6】「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に伺います。ミドル人材対象の求人増加が見込まれる「ポジション」を教えてください。(複数回答可)
【図7】「2022年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が増えると思う」と回答した方に伺います。ミドル人材対象の求人増加が見込まれる「職種」を教えてください。(複数回答可)
「2022年がミドル人材にとって転職に適した年だと思いますか?」と伺ったところ、86%が「思う」と回答しました。それぞれの回答に寄せられた転職コンサルタントのコメントもあわせて紹介します。
【図8】2022年はミドル人材にとって転職に適した年だと思いますか?
「思う」と回答した方のコメント
・コロナ起因での業界の浮き沈みも落ち着き、中長期のリスクを踏まえた転職がしやすくなっている。また、コロナ禍は一部のスペシャリストや経験者が求められたが、ゼネラリストタイプを求める求人が増えており、より転職しやすくなった。
・コロナ禍から経済が立ち直り、需要に対応するために企業の採用意欲が高まっているから。
・しばらく採用に二の足を踏んでいた企業も採用を再開し、良いポジションが市場に出てくると思われる。
・コロナ禍以降の成長を見据え、下準備の採用と思われる求人が散見されるようになってきた。
・成長する企業の見極めは大切ではあるが、今が転職できる好機だと考える。
・ポストコロナで事業の姿が変わってきており、それに対応する人材が求められているため。
「思わない」と回答した方のコメント
・落ち着いたとは言え、コロナ禍の影響が続くと思われるため。
・まだコロナがどうなるか不明なため、生活に支障が出ている場合を除き、転職に向けて情報収集して吟味する年だと思う。
・企業の淘汰が始まっており、不安定な時期になっていると感じるため。
・社会が流動的である限り企業もそれに振り回され、少なからず悪影響を受けるから。
・コロナ禍後についてはまだ不透明だと思うため。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:175名
■調査期間:2021年11月11日~11月18日
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▼プレスリリース ダウンロード 20211201_ミドルの転職(2022年の転職市場予測)
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