ニュース詳細
すべて コーポレート サービス 調査・データ

新卒採用担当に聞いた「25卒 サマーインターン」実態調査
―『iroots』ユーザーアンケート―
43%がインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。
開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。

2023/09/06

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する新卒学生向けスカウトサービス『iroots』(https://iroots.jp/)が、2025年に卒業予定の大学生/大学院生を採用予定の企業を対象に「サマーインターン」についてアンケートを実施。198社から回答を得ました。以下、結果をご報告します。

調査結果 概要

★ 全体では43%の企業が25卒向けサマーインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。

★ 開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。従業員規模が小さい企業ほど、対面開催を重視する傾向に。

★ 7割の企業がインターン参加における選考は実施なし。従業員数1001名以上の企業は半数以上が選考を実施。

★ インターン実施後の導線、「会社説明会」への誘導が最多。従業員1000名以下の企業は「個別面談」の実施率が高い傾向に。

 

調査結果 詳細

1:全体では43%の企業が25卒向けサマーインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。(図1

2025年卒採用から、政府によるルール変更に伴い「5日間以上の日程で、就業体験が参加日数の半分以上を占める」インターンシップの場合、企業はインターンで得た学生情報を採用活動に利用できるようになりました。

2025年卒採用を実施予定の企業にサマーインターンの実施有無を聞くと、43%が「はい」(実施する)と回答しました。企業規模別で見ると、301名以上の企業は半数以上(301名~1000名:56%、1001名以上:57%)が実施すると回答したのに対し、300名以下の企業の実施は29%に留まり、7割が実施していないことが分かりました。

 

【図1】今期、25卒学生向けのサマーインターンを実施しますか?(企業規模別)

 

2:開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。従業員規模が小さい企業ほど、対面開催を重視する傾向に。(図2~4

サマーインターンの開催日数を伺うと、最多は「1日」(33%)でした。企業規模別で見ると、1001名以上の企業の86%が「2日以上」(2~3日:30%、4日~6日:33%、1週間以上:23%)と回答しました。

実施内容を伺うと、最多は「業務体験をメインにしたもの」(64%)でした。続けて実施方法を伺うと、55%が「対面」と回答し、インターンにおいても対面回帰の傾向がうかがえました。企業規模別で見ると、300名以下の企業は79%が「対面」と回答し、従業員数が少ない企業ほど対面を重視していることが分かりました。

 

図2】今期のサマーインターンの開催日数を教えてください。(企業規模別)

 

図3】今期のサマーインターンは、どのような内容ですか?(複数回答可)

 

【図4】今期のサマーインターンはオンライン/対面のどちらで実施しますか?(企業規模別)

 

3:7割の企業がインターン参加における選考は実施なし。従業員数1001名以上の企業は半数以上が選考を実施。(図5

「サマーインターン参加者を選ぶための選考を実施しましたか?」と伺うと、69%の企業が「いいえ」(実施していない)と回答しました。全体では実施していない企業が多数派の一方、企業規模別で見ると、従業員数1001名以上の企業は57%と、半数以上が選考を実施していることが分かりました。

 

図5】サマーインターン参加者を選ぶための選考を実施しましたか?(企業規模別)

 

4:インターン実施後の導線、「会社説明会」への誘導が最多。従業員1000名以下の企業は「個別面談」の実施率が高い傾向に。(図6

「サマーインターン実施直後に行なう施策は、どのような活動を計画していますか?」と伺うと、「会社説明会」が26%で最多でした。企業規模別で見ると、1001名以上の企業は「会社説明会」が30%でトップだったのに対し、300名以下の企業は「会社説明会」「個別面談」(それぞれ25%)、301~1000名の企業は「個別面談」(25%)が最多でした。

「インターンから本選考への導線」について、具体的な工夫も紹介します。

 

【図6】サマーインターン実施直後に行なう施策は、どのような活動を計画していますか?(企業規模別)

 

Q.インターンから本選考への流れ・導線について工夫していることがあれば教えてください。

・接点を持つ間隔を空けない。空く場合はメールするなど、コンタクトを継続する。(300名以下/メーカー)

・特別早期選考枠を設ける。(300名以下/メーカー)

・個別面談で適性検査のフィードバックを行ない、本人の自己分析の一助としてもらっている。(301~1000名/メーカー)

・優秀な学生については、若手人事が主導となってコンタクトを取り、カジュアル面談で志望度合いや他社の内定情報を収集するように努めている。(301~1000名/商社・流通)

・インターン参加者、不参加者向けそれぞれのイベントを定期的に実施し、接点を確保している。(1001名以上/情報・通信)

・さまざまな階層の社員と話せる機会をイベントの間に組み込むことで、会社への興味を継続して持ってもらえるように工夫している。(1001名以上/情報・通信)

 

【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:2025年に卒業予定の大学生/大学院生を採用予定の企業
■有効回答数:198社
■調査期間:2023年7月28日~8月10日

 

価値観の合う企業と出会える新卒学生向けスカウトサービスiroots』 https://iroots.jp/

どこにいても活躍できる社会人を目指す、新卒学生向け就職活動ツールの決定版。自分の価値観を定量化するサーベイ、経験を可視化するために過去をしっかりと振り返るレジュメ等で、自己理解を深めることが可能。さらに、厳選された10%の企業から届くスカウトで、大手企業からベンチャー企業まで、あなたが”活きる企業”を見極めて就活できます。

 

▼プレスリリース ダウンロード 20230906_iroots(25卒-サマーインターン)

エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、高田、齊藤
TEL:03-3342-6590
E-mail:en-press@en-japan.com