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転職コンサルタントに聞いた
「転職後に年収が上がる/下がるミドル人材」調査
ー『ミドルの転職』コンサルタントアンケートー 85%のコンサルタントが、ミドル世代は転職後に年収が「上がる人のほうが多い」と回答。
年収が上がる方の職種トップは「経営・事業企画系」、業種トップは「メーカー」。

2024/03/28

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「転職後に年収が上がる/下がるミドル人材」についてアンケートを行ない、273名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

結果 概要

★ 85%のコンサルタントが、ミドル世代は転職後に年収が「上がる方のほうが多い」と回答。年収額の上り幅は「51100万円」が最多。

★ 年収が上がる方の特徴、職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」、業種トップは「メーカー」。「専門スキル」が評価されるケースが多い傾向に。

★ 年収が下がる方の特徴、職種は「事務・管理系」、業種は「メーカー」「流通・サービス」が最多。「大手から中小」や「ベース給与が下がる異業種」への転職で下がる方が多い傾向に。

★ 6割のコンサルタントが、ミドル世代の転職決定年収の平均は今後「上がると思う」と回答。

調査結果 詳細

185%のコンサルタントが、ミドル世代は転職後に年収が「上がる方のほうが多い」と回答。年収額の上り幅は「51100万円」が最多。(図13

転職コンサルタントに「ミドル世代の転職者は、転職後に年収が上がる方と下がる方ではどちらが多いですか?」と伺うと、85%が「上がる方のほうが多い」(上がる方のほうが多い:32%、どちらかと言うと上がる方のほうが多い:53%)と回答しました。

続いて、「年収が上がる際には、どのぐらい上がる方が多いですか?」と伺うと、最多は「51~100万円」(48%)でした。下がる方については、「~50万円」が55%で最多でした。

 

1】ミドル世代の転職者は、転職後に年収が上がる方と下がる方ではどちらが多いですか?

 

【図2年収が上がる際には、どのぐらい上がるが多いですか?

 

【図3年収ががる際には、どのぐらい下がるが多いですか?

 

2年収が上がる方の特徴、職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」、業種トップは「メーカー」。「専門スキル」が評価されるケースが多い傾向に。(図49

ミドル世代において、転職後に年収が上がる方の特徴を伺いました。職種トップは「経営・経営企画・事業企画系」(45%)、業種のトップは「メーカー」(45%)でした。役職は「課長クラス」が66%で最多、年齢層については「30代後半」(69%)、「40代前半」(68%)が上位でした。

続いて「転職後の年収が上がる方は、どのようなケースが多いですか?」と伺うと、トップ3は「採用難易度が高いポジションへの転職」(55%)、「業績好調な業界への転職」(48%)、「役職が上がる転職」(43%)でした。

また、年収が上がる方がどのような点を評価される傾向にあるかについて伺うと、「専門スキル」が85%で最多でした。

 

【図4転職後に年収が上がるは、どのような職種が多いですか(複数回答可)

 

【図5転職後に年収が上がるは、どのような業種が多いですか(複数回答可)

 

6】転職後に年収が上がる方は、どのような役職が多いですか?(複数回答可)

 

【図7転職後に年収が上がるは、どのような年齢層が多いですか?(複数回答可)

 

【図8転職後に年収が上がる方は、どのようなケースが多いですか?(複数回答可)

 

【図9転職後に年収が上がる方は、どのような点を評価される傾向にありますか?(複数回答可)

 

3年収が下がる方の特徴、職種は「事務・管理系」、業種は「メーカー」「流通・サービス」が最多。「大手から中小」や「ベース給与が下がる異業種」への転職で下がる方が多い傾向に。 (図10~14)

ミドル世代において、転職後に年収が下がる方の特徴について伺いました。職種は「事務・管理系」(38%)、業種は「メーカー」「流通・小売り・サービス」(同率32%)が最多でした。ポジションにおいては「役職なし」(45%)、年齢層については「50代後半以降」(52%)が最多でした。

続いて「転職後の年収が下がる方は、どのようなケースが多いですか?」と伺うと、上位は「大手企業から中小企業への転職」(49%)、「ベース給与が下がる異業種への転職」(43%)でした。

 

【図10転職後に年収が下がるは、どのような職種が多いですか?(複数回答可)

 

【図11転職後に年収が下がるは、どのような業種が多いですか?(複数回答可)

 

【図12転職後に年収が下がるは、どのような役職が多いですか?(複数回答可)

 

【図13転職後に年収が下がるは、どのような年齢層が多いですか?(複数回答可)

 

【図14転職後の年収が下がる方は、どのようなケースが多いですか?(複数回答可)

 

46割のコンサルタントが、ミドル世代の転職決定年収の平均は今後「上がると思う」と回答。(図15~16)

「今後、ミドル世代の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?」と伺うと、58%が「上がると思う」と回答しました。「上がると思う」と回答したコンサルタントに、どのくらい上がると思うか伺うと、「51万円~」が33%で最多でした。年収アップが期待できるキャリアの特徴についての、具体的なコメントも紹介します。

 

【図15】今後、ミドル世代の転職者の決定年収の平均は、どう変化すると思いますか?

 

【図16】今後、ミドル世代の転職者の決定年収の平均は「上がると思う」と回答した方に伺います。どのくらい上がると思いますか?

 

Q.どのようなキャリアを積んだが、年収アップを実現できると思いますか?

・AI開発者や、データサイエンティスト、サイバーセキュリティスペシャリストなど、希少性の高いスキルを持つ人。

・業界や企業の中で高い成果を出す人。具体的には、営業職でトップセールスを達成する人、マーケティング職で新規顧客獲得に大きく貢献する人、エンジニア職で重要なプロジェクトを成功させる人、マネジメント職でチームを業績向上に導く人など。

・専門性に加え、コミュニケーション力、柔軟性、適応力、リーダーシップ、謙虚さといった、人間力もバランスよく兼ね備えている方。そして、キャリアの目標が明確である方が年収アップを実現できると思う。求職者はキャリアにフォーカスしがちだが、人間力の高さも評価対象としている企業は多い。

・どの職種においても特定の業務を長く続けていて、その経験年数が実力に見合っている方は、年収アップが期待できると思う。一方で、短期間での転職が多く、実力があるか不明な方は、書類選考が通らない印象。

・ミドル世代は現職で高待遇になっている方が多いため、オファー額では一時的に下がることが多いが、その後の想定待遇は上がるため、長期的には年収アップは可能。そこを許容できるかどうか。

 

 調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用するコンサルタント
■調査期間: 2024年2月29日~3月6日
■有効回答数:273名

ミドル世代に特化した求人情報サイトミドルの転職https://mid-tenshoku.com/

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▼プレスリリース ダウンロード 20240328_ミドルの転職(転職後に年収が上がる/下がるミドル人材)

エン・ジャパン株式会社
広報担当:清水、高田、齊藤
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