2024年4月度 派遣社員の平均時給は1,694円
過去10年間で2位の高水準。
20か月連続で前年同月比を上回る。 『エン派遣』三大都市圏 募集時平均時給レポート
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する日本最大級の派遣のお仕事探しサイト『エン派遣』(https://haken.en-japan.com/)では、サイトに掲載されたすべての職種(※)の求人情報をエリア別(※)に集計し、募集時の平均時給分析を行なっています。2024年4月度の集計結果がまとまりましたので、お知らせします。 ※『エン派遣』上で分類されている職種、エリア
2024年4月度の三大都市圏平均時給は1,694円(前月比-2円・0.1%減、前年同月比+41円・2.5%増)で、過去10年間で2位の高水準に。前年同月比を上回るのは、20か月連続です。年間で、最もお仕事を開始する方が多いタイミングである4月。派遣会社の募集は2、3月がピークとなり、例年4月は求人数にやや落ち着きが見られます。
職種別で見ると、オフィスワーク・事務系は1,647円(前年同月比+54円)で過去最高額を更新。4月開始の求人には未経験者向けのものも多く、2、3月は時給1,500円台の割合が高くなっていましたが、これらの採用が充足した影響で、時給帯が底上げされる結果になりました。時給の高い秘書、広報アシスタントなど専門職種系のポジションは通年で募集が継続されており、時給の上昇をけん引しています。
時給2,584円のIT・エンジニア系も、前年同月比+65円と大幅に上昇する結果に。2024年問題の対策に向け、物流・医療・建設業界を中心にDX化を取り入れる動きがあり、システム開発・企画ポジションの需要が高まりました。また高時給の求人も続々と登場。月収イメージ100万円以上(時給7,000円)の求人もあり、平均時給を引き上げています。
時給上昇を後押しする要因の一つに、雇用形態をこえた採用難度の上昇があげられます。オフィス系、IT系を中心に、正社員採用に苦戦し、人手不足を補うために派遣スタッフにお仕事を任せるというケースも多数。本来正社員が担うはずであった「業務範囲の広い求人」は時給も高く設定されるため、平均時給の引き上げに繋がっています。大手と比較すると、採用にかけられるコストが少ない中堅・中小企業を中心に、こういった派遣スタッフの募集は今後も増加の見込み。時給の上昇は続く見通しです。
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▼プレスリリース ダウンロード 20240515_エン派遣(4月度派遣時給)
▽三大都市圏外エリアの派遣時給 20240515_エン派遣(4月度派遣時給_三大都市圏以外)
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