「年収1000万円以上の求人・転職」実態調査
1000万円以上の求人、75%が「増加している」。2019年より20ポイント上昇。
ターゲットの中心層は「40代」、求められる能力は「事業課題の発見・戦略策定力」。 ー『ミドルの転職』コンサルタントアンケートー
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営するミドル世代のための転職サイト『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)上で、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「年収1,000万円以上の求人・転職」についてアンケートを行ない、181名から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
「直近1年で、年収1,000万円以上の求人は増えていますか?」と質問すると、75%の転職コンサルタントが「増えている」(増えている:32%、どちらかといえば増えている:43%)と回答。2019年の同調査より20ポイント上昇しました(2019年…増えている:20%、どちらかといえば増えている:35%、計55%)。
今後の見通しを伺うと、72%が「増えていく」と回答。見通しの理由も紹介します。
【図1】直近1年で、年収1,000万円以上の求人は増えていますか?
【図2】年収1,000万円以上の求人は、今後増えていくと思いますか。
Q.今後の求人の見通しについて、具体的な理由を教えてください。
▼「増えていく」と回答した方
・やはり昨今の物価高や賃上げの影響で平均的な報酬が増加していることから、比例して優秀な候補者の年収も右肩上がりに。1,000万円以上のポジションは必然的に増えていくと思われる。
・どの業界でも市場の変化スピードが凄まじいことに加え、人不足で生産性向上・効率化を求められる状況が増えている。高い年収でも、優秀な方を獲得することで、他社に遅れをとらない戦略が必須。
・企業側が、中長期的というより即自的な成長・成果を求める形に変化しており、採用ターゲットとしても、即戦力の中途採用に頼る傾向が強まっていると感じるため。
▼「変わらない」と回答した方
・私の専門分野(ファッションリテール)においては、もともと日本はとても賃金が低いのと売上も低迷しているところで、1,000万円以上は増えていくとは思えない。
・企業側の人事制度が変わらない限り難しいと思う(給与テーブルが決まっている)。世の中が賃上げの流れにあっても、なかなか上げられないという企業も多い。
▼「減っている」と回答した方
・企業側が若手の求人を多く出しているので。
・日本の景気の悪さ。
「年収1,000万円以上の求人が増えている」と回答した方に、ターゲットの年齢層を伺いました。上位は「40代前半」(73%)、「40代後半」(62%)で、次点の「30代後半」(50%)と10ポイント以上の開きがありました。40代の需要の高まりがうかがえます。
求人の増加が目立つ職種は、上位は「経営企画・事業企画」(47%)、「コンサルタント」(41%)。業種は「コンサルティング」(38%)、「IT・インターネット」(37%)でした。増加が目立つポジションについて、具体的な印象も伺いました。
【図3】年収1,000万円以上の求人の、ターゲット年齢層を教えてください。(複数回答可)
【図4】年収1,000万円以上の求人が増えていると感じる”職種”を教えてください。(複数回答可)
【図5】年収1,000万円以上の求人が増えていると感じる”業種”を教えてください。(複数回答可)
Q.増加が目立つポジションについて、具体的な印象も教えてください。
・大手コンサルファーム出身の代表が会社を創業し、事業拡大のため、大手ファーム出身者を採用する案件が増えている。また高額なオファーで、事業会社の経営幹部にコンサルファームでの勤務経験と事業会社での経営企画経験のどちらも有する方を採用するケースが増えているように感じる。
・ DXコンサルタントはどこの企業でも奪い合い。BtoC業界でも、大手投資会社などがオーナーになった場合には、部長以上の総入れ替えなどで1,000万円以上の方を積極採用するケースがある。
・ ITメガベンチャーの営業マネージャー、販促企画マーケティングのマネージャークラスなど事業拡大フェーズのポジションでの責任者候補で増えていると感じる。
・FMCGメーカーであるクライアントが、提携する企業とのコラボ案件等で新規事業を立ち上げている。海外事業を展開されるにあたり、海外事業開発ポジションや営業責任者ポジションなどのアッパーポジションが増えているように感じる。
・施工管理職。経験があれば、部下なし課長のポジションを作り、採用。採用すれば案件が獲得できる業界なので1級施工管理技士保有者は特に優遇される。1,000万円を超えるかは、その方のご経験次第。
・不動産、エネルギー業界における開発職において、30代~40代の中堅経験者を好待遇で迎え入れたい企業が増えている印象。
・コンサル系、ベンチャー系の企業のコーポレート幹部の求人にその傾向が強い。
年収1,000万円以上の求人でよく見られる”募集背景”を伺うと、上位は「既存事業の拡大・強化」(67%)、「新規事業の立ち上げ・推進」(54%)でした。
続けて、同ポジションに転職成功する方に共通する”能力”を伺うと、上位は「事業課題の発見・戦略策定力」(55%)、「新規事業創出力」(46%)でした。共通する”スタンス・志向性”を伺うと、上位は「事業への高い当事者意識」(59%)、「明確なキャリアビジョン・目的意識」(56%)でした。
逆に、高いスキルを持ちながらも転職に苦戦する方の特徴を伺うと、上位は「過去への固執・柔軟性の欠如」(62%)、「他責的・ネガティブな転職理由」(54%)でした。
【図6】年収1,000万円以上の求人でよく見られる”募集背景”を教えてください。(複数回答可)
【図7】年収1,000万円以上のポジションに転職成功する方に、共通する”能力”を教えてください。(複数回答可)
【図8】年収1,000万円以上のポジションに転職成功する方に、共通する”スタンス・志向性”を教えてください。(複数回答可)
【図9】高いスキルを持ちながらも、年収1,000万円以上のポジションへの転職で苦戦する方に見られる特徴を教えてください。(複数回答可)
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『ミドルの転職』(https://mid-tenshoku.com/)を利用するコンサルタント
■調査期間: 2025年12月11日~12月18日
■有効回答数:181名
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▼プレスリリース ダウンロード 20260123_ミドルの転職(年収1000万円以上の求人)
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