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「夏季賞与」実態調査2025
84%の中小企業が夏季賞与を「支給予定」と回答。
昨年より増額予定の企業は3社に1社。 ー人事・採用担当者向け情報サイト『人事のミカタ』アンケートー

2025/06/25

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営する人事・採用担当者向け情報サイト『人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com)上で、サイトを利用している、従業員数300名未満の企業の人事担当者を対象に「夏季賞与」についてアンケート調査を行ない、118社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。

結果 概要

★ 84%の中小企業が夏季賞与を「支給予定」と回答。「支給しない予定」の企業は昨年比で4ポイント増加。

★ 夏季賞与、3社に1社が増額予定も「変わらない」が最多。

★ 賞与支給に関する悩み、「支給額による社員モチベーションへの影響」が2年連続最多。

★ 「景気の回復を感じる」と回答した企業は2割に留まり、昨年より8ポイント減少。

調査結果 詳細

1:84%の中小企業が夏季賞与を「支給予定」と回答。「支給しない予定」の企業は昨年比で4ポイント増加。(図1~2)

「2025年、夏季賞与は支給予定ですか?」と伺うと、84%の中小企業が「支給予定」と回答。昨年比で3ポイント減少しました。一方、夏季賞与を「支給しない予定」と回答した企業は12%で、昨年から4ポイント増加しました。「支給予定」と回答した割合が多い業種、上位は「商社」(95%)、「IT・情報処理・インターネット関連」(94%)、「メーカー」(93%)、「不動産・建設関連」(92%)でした。

 

1】2025年、夏季賞与は支給予定ですか?

 

2】2025年、夏季賞与は支給予定ですか?(業種別)

 

2:夏季賞与、3社に1社が増額予定も「変わらない」が最多。(図3~7)

夏季賞与を支給予定の中小企業に「昨年(2024年)の夏季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?」と伺うと、「賞与支給額は変わらない予定」(47%)が最多で、「増額予定」と回答した企業は35%でした。

増額予定の企業に増額の程度を質問すると、「1%~3%」(22%)が最多でした。増額理由は「ベースアップ(基本給の増加)の影響」(24%)がトップ。一方、減額予定の企業に減額の程度を伺うと、「15%以上」(19%)が最多で、減額理由は「業績不振」(79%)が最多となりました。

 

3】夏季賞与を「支給予定」と回答した企業に伺います昨年2024年)の夏季賞与と比較し、支給額に変動はありますか?

 

4夏季賞与を「増額予定」と回答した企業に伺います。昨年(2024年)の夏季賞与と比較し、何%程度増加しそうですか?

 

図5夏季賞与を「増額予定」と回答した企業に伺います。夏季賞与を増額する理由を教えてください。(複数回答可)

 

図6夏季賞与を「減額予定」と回答した企業に伺います昨年(2024年)の夏季賞与と比較し、何%程度減少しそうですか?

 

【図7夏季賞与を「減額予定」と回答した企業に伺います。夏季賞与を減額する理由を教えてください。(複数回答可)

 

3:賞与支給に関する悩み、「支給額による社員モチベーションへの影響」が2年連続最多。(図8)

社員への賞与支給に関する悩みや課題を伺ったところ、「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(43%)が2年連続で最多でした。ついで「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」「業績不振など、原資確保の悩み」(同率36%)が続き、こちらも2年連続で同じ並びとなりました。悩みや課題に関する具体的なコメントも紹介します。

※中小企業210社に聞いた「夏季賞与」実態調査2024(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2024/37572.html

 

8】社員への賞与支給に関して、悩みや課題を教えてください。(複数回答可)

 

社員への賞与支給に関して、悩みや課題を教えてください。(業種/企業規模)

・退職予定者への賞与支給の査定が難しい。(建設業/10~29名)

・個人成績を支給額に反映し、個人差が出るようにしていくための明確な基準の作り方を検討中。また、賞与額を公開したいと考えているが、公開することでの影響を考え中。(サービス関連/10~29名)

・今後賞与を個人のパフォーマンスに応じた報酬として支払っていきたいと考えているが、支払い方法や査定方法など、仕組みを作ることが必要な段階にある。(教育/50~99名)

・部署ごとに評価の濃淡があり、ネガティブなフィードバックを苦手とする管理職が多い印象。結果、評価が甘くなる傾向にあるように感じる。(メーカー/300~999名)

 

4:「景気の回復を感じる」と回答した企業は2割に留まり、昨年より8ポイント減少。(図9)

「昨年(2024年)と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?」と伺うと、21%が感じる(非常に感じる:1%、どちらかというと感じる:20%)、51%が感じない(どちらかというと感じない:30%、まったく感じない:21%)と回答しました。景気回復を実感している割合は昨年と比較して8ポイント減少する結果となりました。景気回復の実感に関する具体的なコメントも紹介します。

 

9】昨年(2024年)と比較し、景気の上昇や回復を実感できていますか?

 

景気回復の実感度合いを回答した理由。(業種/企業規模)

▼「非常に感じる」「どちらかというと感じる」と回答した企業

・円安の影響で外国人のサービス利用が増えたから。(教育/50~99名)

・親会社の業績が上がっているため、グループ全体としての業績回復を感じる。(サービス関連/1000名以上)

▼「どちらかというと感じない」「まったく感じない」と回答した企業

・業績は伸びているが、実生活では物価高の影響が大きいので、景気が上昇しているという実感は得にくい。(広告・出版・マスコミ関連/50~99名)

・売り上げは拡大し、賃金も上昇しているが、物価上昇や円安による私生活への影響を考えると、景気が良いとは思えないため。(メーカー/300~999名)

 

調査概要
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2025年5月15日~6月9日
■調査対象:『人事のミカタ』(https://partners.en-japan.com/)を利用する従業員数300名未満の企業
■有効回答数:118社

困ったらまずココで検索。人事・採用担当者向け情報サイト 人事のミカタhttps://partners.en-japan.com/

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▼プレスリリース ダウンロード 20250625_人事のミカタ(夏季賞与)

エン・ジャパン株式会社 広報担当
TEL:03-3342-6590
E-mail:en-press@en-japan.com