株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
日本国内の人材ビジネス市場においては、労働力人口の減少による人手不足問題が大きな課題となり、企業の採用需要が益々高まっております。労働力が限られる中、多くの社会課題を解決していくためにはテクノロジーの活用に加え、人材配置の最適化が不可欠です。労働力移動によるマクロ視点の「適材適所」の実現、そして一人ひとりの活躍度の向上こそ、我々が担うべき役割だと考えています。
これは当社のパーパス「誰かのため、社会のために懸命になる人を増やし、世界をよくする〜InnerCalling & Work Hard〜」の実現にも繋がります。
こうした社会課題の解決に大きく貢献でき、かつ当社が独自の強みを発揮できる領域に一段と注力していくという方針のもと、2022年5月に5ヶ年の中期経営計画を策定しました。
テクノロジーの活用で、従来型の求人サイトよりも幅広い人材層の仕事探しを効率的にサポートできる「HR-Tech engage」。大きなポテンシャルを持つハイキャリア人材に、若手・ミドルそれぞれの年齢層に特化した求人サイトでアプローチし、新たな挑戦を支援する「人財プラットフォーム」。これら2つを投資事業と位置づけ、積極的な先行投資を実施し、当初の計画を上回るペースで事業を成長させることが出来ております。
また、パーパスの実現に向けて社会的なインパクトが特に大きい人材採用「ソーシャルインパクト採用」を支援するプロジェクトにも注力しており、支援プロジェクト数は100件を超えました。今後も様々な社会課題の解決を加速させていくことを目指してまいります。
株主の皆様には今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。